毎日Eトレ!【1561】「分詞構文」で大切なことは?
デイビッド・セイン先生が教える
大学受験対策でおさえておきたい文法のポイント
セイン先生が大学受験対策で役に立つ英語をご紹介します。受験までの空き時間、ぜひこちらのコラムをご覧ください!今回は、「分詞構文」で大切なことは、です。
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接続詞などを省いて簡潔な文に
今回は非常に重要な文法事項のひとつ、「分詞構文」について学びましょう。
分詞構文とは、現在分詞(〜ing)や過去分詞(〜ed)を使って、簡潔な文をつくる方法です。上の例文は過去分詞 used を用いた分詞構文です。前半部分の Used properly を見ただけでは意味がわかりにくいでしょうが、後半と照らし合わせて「もし適切に使われるならば」という〈条件〉を表しているのだろうと推測できます。
分詞構文にしないで書くとしたら、If it is used properly, this device can save a lot of time. となります。このうち接続詞や主語を省略し、動詞(is used)を過去分詞にすることで、文を簡潔にできます。このように if(もし~ならば)のほか、while(~しながら)、because(~なので)、when(~するとき)などの接続詞が省かれますので、分詞構文を見たときは文全体から意味を判断することが大切です。
一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現
The teacher entered the room, followed by a group of students.
教師が部屋に入り、一群の生徒たちが続いた。
▶分詞構文では、分詞を使って追加情報を表すこともできます。
上の文では、主動作に伴って起こることを、followed 以下の部分で述べています。分詞構文を用いずに表現すると、The teacher entered the room, and he was followed by a group of students. となりますので、省略されている接続詞は and(そして)です。
主語が同じ(teacher=he)なら、それも省けますし、was followed という過去時制の動詞も、分詞だけの followed に簡略化できます。
講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne | |
日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。 |
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