アメリカの成人式?
16歳の誕生日Sweet sixteenって?
アメリカの”Sweet 16”って
どんなことするの?
日本の成人式のように、成人年齢に達したことを一斉に祝うようなイベントがないアメリカ。その代わり、学校の卒業や節目となる年齢の誕生日になると盛大にパーティーを開くのがアメリカ流です。 今回は、その中でもアメリカ人の女子にとって特別なイベント、16歳の誕生日〜Sweet sixteen〜を紹介したいと思います。
★Sweet sixteenって何?どうして16歳の誕生日を盛大に祝うの?
北米では、伝統的に、16歳は女の子が大人の階段を登り女性の仲間入りをする節目の年齢と考えられてきました(法律上の成人年齢はほとんどの州で18歳です)。昔は、若くして結婚する人が多かったため、結婚を意識し始める16歳を成人になる特別な年齢としてきたそうです。そして、そのような特別な年齢を迎える女の子の誕生日をSweet sixteenと呼び、盛大にお祝いしてきました。
この伝統は今でも続いていますが、結婚する平均年齢が上昇傾向にあることもあり、現在では「成人女性の仲間入り」という本来のお祝いの意味合いとは変化してきています。
ほとんどの州で、法律上自動車の運転免許証を取得できる年齢が16歳のため(州ごとに免許の種類や年齢の違いはあります)、16歳になったら親に送り迎えしてもらうことなく、自分で自由に運転して羽を伸ばせる! ということで、それを「両親からの自立=大人への仲間入り」と考えてお祝いしているようです。車社会アメリカならではの成人観と言えますね。
★Sweet sixteenは女の子だけのお祝い?
Sweet sixteenは”sweet”がつくことからも分かるように、伝統的に女の子だけが祝うものとされてきました。 私のアメリカ人の夫曰く、「イメージとしては比較的に裕福な家の令嬢がお祝いする感じ」とのこと。しかし、前述のように祝う理由が変化してきたこともあり、まだまだ一般的ではないものの、近年では男の子も16歳の誕生日を他の年齢の誕生日以上に盛大に祝う傾向があるようです。
インターネット上でも、「男の子もSweet sixteenのお祝いをしていいの?」というような質問を多く見かけるので、アメリカ人の間でも意見が分かれるところかもしれません。
▶▶▶Sweet sixteenパーティってどんなことをするの?