毎日Eトレ!【32】ネイティブの
スラング英語chillの使い分け

スキマ時間、英語でアタマの

トレーニングしちゃおう

今回のお題は、「直訳しても伝わらない! ネイティブのスラング英語」です。最近流行りの言い回し、質問にちゃんと答えることができているのはどれ?

会話

This place is chill.

 

① Do you want some tea to warm up? 
② Yeah, I really like this vibe.  
③ Yeah, let’s get out of here. 

 

 

 

正解 ②

 

解説

直訳すると、chillとはchill this wine「このワインを冷やして」のように動詞の「冷やす」、chill evening「肌寒い夜」のように形容詞の「冷たい」、I got chills.「ゾクゾクと寒気がする」というように名詞の「寒気」として使われる単語です。chillはスラングとしての使い方もあり、「かっこいい」「素敵な」「いい雰囲気の」という意味で使われるんです。このフレーズではスラングとして使っているので、This place is chill.「この店(場所)、いい感じだね」という表現になります。

 

これに対する答えとして自然なのは、②の「うん、この雰囲気がすごく好き」になります。vibeは「雰囲気」という意味です。

chillには他にも、「リラックスする」「ゆっくりする」「くつろぐ」「落ち着く」の意味があり、次のような言い方をします。

You need to chill out.「ちょっと、落ち着きなよ」  You have zero chill. 「落ち着きなくてカッカしてるね」

この他にちょっと特殊な言いまわしもあり、Netflix and chill tonight?「今夜は家でネットフリックス観ながらラブラブしない?」という、これらの大人の意味として、お目当ての異性を家に誘って「いちゃいちゃする」「ラブラブする」というような隠語のように使われることも。

netflixのフレーズは最近とてもよく聞く言い回しですが、アメリカではネットフリックスがかなり浸透しているために流行っている表現のようです。

ちなみに①はお茶でも飲んで温まる?③そうだね、ここから出よう。 という意味です。

 

 

ライタープロフィール●Y. DINK

英語講師歴10年。カナダ留学、外語大で英語を学ぶ。得意分野は英会話。海外生活やアメリカ人との国際結婚の経験を通じて学んだ、おもにアメリカ英語のフレーズをご紹介。現在二児の母として子育てにも奮闘中!

 


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