英語でポテチはどう数えるの?
“モノの数え方”教えます!
知っていればネイティブ並!?

構成・文/和田鈴香(編集部)
日本語で物を数える時は、“枚”や“匹”など対象に合わせた表現を使いますよね。なかには、“たんす一竿”や“ふすま一領”のように、ぱっと思い出せないような独特の数え方もあります。そんな独特のモノの単位は日本語だけではなく、どうやら英語にもあるようです。日本語と英語ではモノの数え方に対する概念が大きく異なるので、学生時代に「不可算名詞」(ひとつ、ふたつと単純に数えられない名詞)でつまずいた経験がある人も多いのでは? そんなあなたも、“a cup of coffee”や“a piece of cake”という表現なら、きっと聞き覚えがあるはず。このような表現のバリエーションが増えたら、ネイティブっぽくてかっこいいですよね。そこで今回は、知っていると便利な英語の“モノの数え方”をピックアップ! 数え方をマスターして、豊かな表現力を身につけましょう。
◎ Bag=袋に入ったものに対して使う表現。
例)a bag of potato chips(ポテトチップス一袋)
◎ Galaxy=華やかな大集団に対して使われる表現。
例)a galaxy of actors and actresses(俳優と女優の一団)
◎Head=球状の野菜を数える時に使う表現。
例)a head of lettuce(レタス一個)
◎ Loaf=主にパンを数える時に使う表現。
※「1斤」ほど厳密な単位ではなく「塊」という捉え方。
例)a loaf of naan(ナン一枚)
ちなみに、複数形になると「two loaves of~」となりますのでご注意を。
◎ Puff=空気や息、霧状のものに対して使う表現。
例)a puff of perfume(香水ひと吹き)
a puff of wind(一陣の風)
◎ Pride=ライオンやクジャクなどの群れに対して使われる表現。
例)a pride of lions(ライオンの一群)
◎School=流派や大学の学部を数えるほかに、魚やイルカなど群れをなして泳ぐ生物に対しても使われる表現。
例)a school of seals(アザラシの一群)
◎ Sliver=とがった破片などに対して使われる表現。
例)a sliver of glass(ガラス一片)
ちなみに、「tiny slivers of doubt(ほんのわずかな疑い)」などの使い方もあります。
◎Train=連続したものや行列に対して使われる表現。
例)a train of ideas(一連の考え)
◎ Wad=柔らかいものを丸めた塊(ガムなど)や束に対して使われる表現。
例)a wad of cash(紙幣一束)
◎Wisp=細い束や、たなびきを数える時に使う表現。
例)a wisp of smoke(一条の煙)
いかがでしたか? モノの数え方には、その言語を使う人々の文化や物の捉え方の概念が色濃く反映されています。使いこなせるようになれば、英語力にぐっと磨きがかかるのはもちろん、文化への理解にも繋がりそうですね!