グローバル人材への近道!
アメリカのインターンシップを調べてみた
何がなんでも海外就職!Vol.1 今年こそ海外で働く
グローバル社会と叫ばれる昨今! 年々企業の国際化が拡大し、ビジネスにおける英語力が必要不可欠となっています。近い将来、後進国の優秀なビジネスマンに仕事をとられてしまう……なんてことにならないためにも、今から海外就職を目指してみませんか。こちらの連載では、海外就職に向けたお役立ち情報を発信していきます。
「海外就職がしたいけど、英語が不十分」「世界に通用するほどのスキルは持ち合わせてないし」なんていう人あなたにおススメしたいのが海外でのインターンシップ制度。どんな条件があるのか、期間など疑問も沢山ありますよね。そこで今回は海外インターンシップや就職を支援する「海外インターンシップワールド」にアメリカのインターンシップのお話を詳しく伺ってきました。
★1 アメリカ 有給インターンシップとは?
アメリカ現地で給与をもらいながら就業体験ができるプログラムのことです。本気で英語を習得して海外での職業体験を積みたい社会人におススメ! 帰国後のキャリアアップも期待できます。
♠参加条件
年齢22歳~38歳程度まで(※)
※J-1ビザ獲得可能な年齢はあくまでも目安です。詳しくはインターン紹介企業までお問い合わせください。
高卒or専門卒→日本で5年以上職歴が必須
短大or 4年生大卒→日本で1年以上の職歴が必須
TOEIC®600点程度の英語力(目安)
インターン希望職種に関する専攻または職歴
♠インターン期間
12ヵ月(1年)~18ヵ月(1年半)
※インターンの期間は、派遣先企業によって変わります。
♠主なインターンシップの派遣都市
ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨーク、シカゴ、ワシントンDC、ボストン、フロリダ、サンディエゴなど
編集Mの一口メモ
有給インターンは1年以上勤務が可能な人のみ参加ができます。都市は幅広い業種、職種から選べるニューヨークかロサンゼルスがおすすめ!ロサンゼルスは車の免許が必須。現在ハワイ州には受け入れがないから注意してね。
♠主な業種と職種
業種
ホテル、IT、不動産、旅行、航空会社、アパレル、法律事務所、テレビ局、貿易、メーカー、出版、WEBなど
職種
事務、営業、販売、接客、専門技術職など
♠労働条件
月曜~金曜の週5日
1日7~8時間
♠給与
月給1000ドル~1500ドル
編集Mの一口メモ
1年の滞在を考えた場合、トータルで用意した方がいい金額(インターン参加費&滞在費)は150万円。ロサンゼルスの場合は、車の購入なども含めて180万円はあった方が良いそう。
♠インターンの参加費用
・プログラム参加費(海外インターンシップワールドの場合)
6ヵ月 330,000円
12ヵ月 360,000円
18ヵ月 390,000円
※プログラム参加費には在米候補企業の紹介から面接のセッティング、各種申請書類の手配やコーディネート、インターンシップ中の現地サポートなどを含みます。詳しくは、下記連絡先まで問い合わせください。
♠その他費用
・Training Planの作成&DS-2019(※)申請料
12ヵ月 3320ドル
18ヵ月 3610ドル
※DS-2019 はビザの申請者が米国政府に承認されているプログラムへの参加者であることを証明する公的な書類です。 DS-2019 がなければ J-1 ビザを申請することはできません。
・SEVIS(※)管理費
180ドル
※SEVISとは、Student and Exchange Visitor Information Systemの略で、米国国土安全保障省が発足した海外からの留学生や短期就労者の受け入れを管理するシステムのことです。
•アメリカJ1ビザ(※)申請料
160ドル
※J-1ビザは、アメリカ情報局(USIA)に認められた学校、ビジネスなど広範囲に渡る交換プログラムに参加する場合に発行されるビザです。
•宿泊費(実費)
現地でアパートを借りるまで滞在するホテル宿泊代
•航空券(実費)
ニューヨーク・ロサンゼルス共に片道航空券10万円前後
•海外傷害保険(実費)
月々約50ドル
•通勤交通費(実費)
•現地でのお小遣い(実費)
編集Mの一口メモ
インターン後の英語力は、平均してTOEICの点数が200~300点の上昇!「海外インターンシップワールド」は海外就業から帰国した人材に特化した人材派遣会社と連携しているので、帰国後の就職サポートも万全。多くの参加者が帰国後のキャリアアップに繋がっているとか。
★2アメリカ 無給インターンシップとは?
有給インターンと違って1ヵ月から参加が可能な無給インターンは、英語を勉強している学生におススメ。また、有給インターンはある程度即戦力となる仕事のスキルが求められるのに対し、無給はハードルが低いのが特徴です。
♠参加条件
[3ヵ月未満の場合]
年齢不問
高校卒以上
英語力不問
[3ヵ月を越える場合]※
年齢22歳~35歳くらいまで
高卒or専門卒→日本で5年以上職歴が必須
短大or 4年生大卒→日本で1年以上の職歴が必須
4年制に通う大学生は、在学中であれば参加の可能性有り
TOEIC®600点程度の英語力(あくまで目安です)
編集Mの一口メモ
有給インターンに比べて無給は圧倒的にハードルが低いわね。無給インターンにも3ヵ月以上の長期のプログラムがあるけど、現在国務省の規定により許可がなかなかおりないそう。無給を希望する人は短期を想定しておいたほうがいいわね。(※)
♠インターン期間
1ヵ月~18ヵ月
※「派遣都市」や「業種・職種」、「労働条件」は有給インターンと同上。
♠インターンの参加費用
・プログラム参加費(海外インターンシップワールドの場合)
3ヵ月未満 210,000円
6ヵ月 330,000円
12ヵ月 360,000円
18ヵ月 390,000円
♠その他費用
・Training Planの作成&DS-2019申請料
3ヵ月~6ヵ月 2950ドル
7ヵ月~9ヵ月 3210ドル
10ヵ月~12ヵ月 3320ドル
・SEVES管理費
180ドル
・アメリカJ1ビザ申請料
160ドル
・宿泊費(実費)
現地でアパートを借りるまで滞在するホテル宿泊代
・航空券(実費)
ニューヨーク、ロサンゼルス共に片道航空券10万円前後
・海外傷害保険(実費)
月々約50ドル
・通勤交通費(実費)
・現地でのお小遣い(実費)
編集Mの一口メモ
3ヵ月未満のインターンの場合はTraining Planの作成&DS-2019申請料がかからないから30万円近く安くなるわね。トータルで80万円くらい用意した方が良いそう!
英語力だけでなくグローバルマインドを身につけることができる有給インターンシップは海外就職を目指す人だけでなく「外資系に転職したい」、「キャリアアップしたい」という方にもおススメします! なにより海外で、自力で稼ぎ、暮らすことは、新しい環境を生き抜く力、場所に順応する力を養う機会になります。今後さらにグローバル化の波は激しさを増し、競争は世界レベルで厳しくなって際に、生き残る「サバイバル力」を鍛えるためにも、若い時代の1年くらいは海外で働いてみるべきだと強く感じました。
※現在J-1ビザの獲得までに4ヵ月~6ヵ月の期間を要します。インターンご希望の方は、これを踏まえお早目にお申し込みください。
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構成・文/高石真帆