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WORLD
2017.04.18

ベルギー移住に必要なこと

1ヵ月で必要な家賃は約○○万円

LCCなどのローコストキャリアと呼ばれる格安航空会社が出現して、渡航費は過去に比べて驚くほど安くなったよね。テクノロジーの進歩により、場所を選ばず、ラップトップ1枚で仕事ができるデジタルノマドと呼ばれる人々が出現して、人類はひとつの場所に縛られる時代に終わりを告げようとしているように感じるわ。今後この流れは、テクノロジーやグローバリゼーションの加速と正比例して、人類が今までにない大移動の時代を迎えるのではないかと予測されているの。そんな新しい時代を賢く生きるために、海外移住に必要な知識を、実際にその国に暮らす人々に聞いていくよ。今回は現在ベルギー在住のライター、Dさんがベルギー移住について詳しくご紹介!!

 

ベルギー移住基本情報(気候・言語・宗教etc.)

 

ベルギーというと真っ先に思い浮かぶのが「チョコレート」、「ビール」、「EU本部」。ヨーロッパ内でも小国ながら4つの州と政府に分かれており、国の成り立ちは複雑です。首都であるブリュッセルはヨーロッパの首都と言われている通り、ヨーロッパの主要国際機関が集まっています。その為、英語は通じフランス語が優勢です。2016年に起こったテロ以降は厳重警戒が引かれており、至る所にNATO軍の兵隊が見回りをしています。多様性を重んじると共に様々な人種が住んでいる国ならではで、政治関連のデモや講習会などが盛んです。

 

 

 

日本からのアクセス

 

成田空港からブリュッセルへは直行便で約12時間。週3便運行している航空会社ANAがオススメです。関西国際空港からは週2便運行しています。ベルギーの空港であるブリュッセル空港は国際空港としては小規模ですが、ヨーロッパの主要都市からは毎日たくさんの飛行機が乗り降りされています。

 

気候

 

ベルギーは1年を通して天気が変わりやすいので、傘や雨具は欠かせません。四季はあるものの日本よりやや涼しく、春と秋は短いです。夏時間と冬時間があり、58月は日中が長くなり、94月は夜が長く街の雰囲気も変わります。南部ワロン地方は山や丘などが多いので、冬は寒く夏は暑いのですが、北部フランダース地方は平地が多く海に近いため、冬に雪が積もることは滅多にありません。夏は海風が通るので過ごしやすい気候です。

 

言語

 

ベルギーは言語によって政府が分かれている国です。北部はオランダ語(フラマン語:オランダ語の方言の一種)、南部はフランス語(ベルギー訛りのフランス語)で分かれています。東にあるドイツ寄りの州オイペン地域ではドイツ語が話されています。首都では英語が通じますが、フランス語が多く使われています。また、フランダース地方出身者は学校でフランス語を学ぶため、3ヵ国語を話せる人が多いですが、ワロン地方出身者はフランス語のみか、フランス語と英語の2ヵ国語で話すので、同じベルギー人でも言語確認が必要です。

 

通貨

 

EU単一通貨ユーロです。

紙幣 : 500€200€100€50€20€10€5€ 硬貨 : 2€1€50¢ 、20¢、10¢、5¢、2¢、1

大きな額のお金は持ち歩くのは危険なので、100ユーロ以上の買い物はクレジットカードで支払った方が無難です。ベルギーはクレジットカード社会のため、少額でもカード払いをする人が多く、支払い時にカード払いか現金かでレジが違う場合があります。現金で支払いする場合のお釣りは比較的きちんと戻ってきます。現金でしか支払いができないお店もあるので、多少の現金は持ち歩きましょう。

 

治安

 

2016年の首都ブリュッセルでのテロ事件以降、厳重警戒態勢が引かれています。渡航者に対しても注意事項や立入禁止地区を公表しています。ベルギー全体でも郊外などは比較的安全ではありますが、至る所に防犯カメラがあります。移民の多いベルギーでは身分証の携帯が義務付けられています。近所や隣になった人と言葉が通じないこともありますので、最低限の身の回りや軽犯罪に巻き込まれないよう注意が必要です。

 

ベルギーでの1ヵ月の生活費は○○万円

 

ベルギーはヨーロッパ諸国でも物価が高い国です。小国が故に主要産業が限られているため、物品のほとんどを他国からの輸入に頼っています。北部では船での輸出入が盛んな上、隣接する国から陸路での行き来が簡単です。車社会なので郊外から都心部で仕事をする人が増えています。個性的な住宅が一般的なのか、同じスタイルの家が立ち並ぶ事は珍しく、美しい曲線と装飾が印象的なアール・ヌーヴォー建築が有名です。街内では建物の壁に様々な壁画がたくさんあり、カラフルなアートを鑑賞できます。街の中心には世界遺産である「グランプラス」があり、連日観光客や人で賑わっています。美食の街としても知られている通り、外国人が多く暮らす首都では数多くのレストランが点在しています。

 

家賃  400700ユーロ

 

ベルギーの家賃はヨーロッパでも平均的です。首都ブリュッセルでは高層マンションやアパートが多いですが、北部や南部では一軒家が一般的です。単身の外国人も多く住んでいる為、賃貸の場合は2ヵ月分以上の敷金が必要です。シェアや個人で部屋を貸している物件以外は家具や電球が付いていないので、自分で購入しなければなりません。住宅を購入する際はノータリーという公的契約などを扱う個人事務所に登録料を支払う必要があります。ベルギー人の住宅購入率は70%以上と持ち家が一般的のようです。 

 

光熱費 130ユーロ

 

地方や州、首都で光熱費の値上がりが異なっています。政府や税制が分かれているのが原因で、発表がない限り一定の基本使用料が請求されます。3ヵ月ごとの支払いがほとんどで、カードの引き落としが一般的です。夏は陽が長いので水道料金が上がり、冬は日照時間が短い分、電気代とセントラルヒーターによる暖房費がかかります。一般家庭では外食をあまりしないので、料理をする家庭が多く、ガス代はやや高めです。

   

ネット代 約70ユーロ (一回線)

 

ほとんどのネット回線契約に電話番号も含まれています。ネットのみの申し込みは割高になる場合があるため、固定の電話番号とWi-Fiも一緒に申し込めるプランが大半です。ベルギーでは以前のように観光客を呼び込もうと、主に人がよく利用する駅に無料のWi-Fiスポットを設置しています。

カフェやレストラン、ホテルにも必ずWi-Fiがありますが、セキュリティ強化の為パスワードが必要です。

 

携帯電話代 70ユーロ(プランによる)

 

ベルギー全体の携帯所持率は約80%と高いです。フランスの携帯会社Orangeやベルギーの電話会社telnetPrimousなどがあります。路面店では目的や利用にあったプランを探せます。また、専門店や電化製品量販店で携帯電話を購入することもできます。ほとんどの契約が2年以上になりますが、電話会社がたまに変わったりするので、支払いなどの確認が必要です。ヨーロッパ国内であれ、隣の国に行った際には国際料金がかかるので出かけ先での使用に注意してください。

 

 

食費 150ユーロ(自炊の場合)

 

ベルギーの主食はジャガイモとパンです。朝はヨーグルトや果物、昼はサンドイッチ、夜は家で料理をするのが一般的です。Frits(フリッツ)と呼ばれるフライドポテトが有名で、フレンチフライの由来ともなっています。ベルギー人はとにかくこのフリッツとビールが大好きです。ビール造り1000年以上の歴史から、ベルギービールは600種類以上あり、地方ごとの素材や風土にあった製法で作られています。銘柄によりアルコール度数や色、値段は様々で飽きることはなく、ビール専用のグラスがたくさんあるのも特徴です。

 

交際費 200~300ユーロくらい

 

カフェで友達と飲むにしても、1杯のビール3位からなので高くはありません。外食はランチでも平均15から、ミシュランの星付きレストランまで場所によります。ベルギー自体娯楽施設が少ないので、映画館9、美術館や博物館は無料〜10ほどです。定期的に行われるコンサートや催し物も12くらいからなので購入しやすいでしょう。 

 

合計  月に1000ユーロくらい

 

家賃と同じくらい生活費にお金がかかる印象です。地下鉄やトラム、バスを利用する場合は、毎年交通費があがっているので注意です。都心に住んでいない人は車の所持率が高いので、ガソリン代や保険なども追加でかかります。税金が高く世帯収入にも個人差があり、宗教の違いでも利用するお店など異なります。日本人にとっては高級スーパーや中華街などで生活必需品は売られていますが、若干割高です。

 

 

ベルギー移住のコツ(就職・ビザ取得・税金)

 

昔から多くの移民を受け入れており、地域によってはベルギーの公用語が通じない場所があるほどでしたが、近年移民に対する入国審査は短期でも厳しくなっています。北部と南部で言葉や文化が異なるベルギーでは3ヵ国語以上話せる人が多いです。日白国交150周年を超えた今日では、ベルギー国内に100社以上の日系企業があります。長期中期でベルギー在住の日本国籍保持者は5,000人ほどいましたが、年々減り始めています。日本人でも高度な専門職種を有する方とその家族、EU加盟国出身者の配偶者、留学生に限られています。

 

 

ビザの習得について

 

ヨーロッパ内でも移住する上でビザの取得が最も困難な国です。長期移住ができる人は、留学生、労働が許可された外国人、ヨーロッパ人の配偶者及びその子供、その他EU加盟国出身者で認可されている人のみです。ビザの申請は必要な書類を予め日本の大使館から入手し、渡航後最寄りの役所へ届け出ます。それから現地発行の在住証明書と、身分証明書(パスポート)、手数料、顔写真が最低限必要です。それに加え、目的によって婚姻証明書、学校が発行する入学証明書、会社が発行する雇用証明書や預金証明書が必要になる場合もあります。あくまで個人差があるので、その都度現地の外国人を管轄する役所へ予約をし、申請手順を確認しなければいけません。

*書類の不備や申請要件を満たせず、帰国しなければならない場合もあるそうです。

 

 

仕事の探し方について

 

多くの場合、インターネットから求人を探す方がより情報を得られ、迅速に応募ができるようです。求人によって様々な条件があるので、その中から自分にあった職種を探すのが大変困難です。基本要件とし、フランス語、英語、オランダ語を求められ、その他ドイツ語や、イタリア語、スペイン語などを求められるケースもあります。その為、英語以外での求人がある場合も多く、仮に面接に行けても語学力などを試されることがあります。少なからずある日本語関連の仕事を得るにもシビアな条件が求められるようです。

 

準備資金について

 

単身で渡航される場合は、最低でも1年分くらいの資金を準備されてる方が多いと思います。ビザ申請で半年以上かかる場合もあり、その間は仕事をすることができません。目的によっては学費、医療費、旅費など生活費以外にかかる費用は個人差があります。申請書などにも手数料がかかるので、余裕をもっても約150万円くらいは用意しておいた方が良いでしょう。ベルギーは近隣国より物価が高いことでも知られています。ユーロの為替も合わせて確認しておきましょう。

 

婚姻について

 

原則18歳以上のふたりが同意の元、結婚できます。ベルギーは同性愛者(ゲイ)にとっても幸せになれるよう、ヨーロッパでも早期に同性婚が認められています。国際結婚をする場合は日本で婚姻届けを出してからの方が、スムーズです。最近ではベルギーの若者同士は婚姻を届けず、パートナーシップとして申請するCohabitation制度を利用しているカップルが増えています。同棲と結婚を同等とみなす制度で、税制など同等の権利があります。また、外国人パートナーでも婚姻なしに申請はできるものの、必要書類や税関によって複雑な手続きが必要のようです。

 

税金について

 

消耗品などの消費税 21%, 食品は8%, 所得税は36〜52%。国に収めるお金とはいえ、ベルギーの税金はヨーロッパ内でも上位に入るくらい高いです。条件により控除や還付制度はあります。収入額やステータス(独身か、子供がいるか)などにより支払う税金の割合は異なり、家族構成でも税金の割合が変わります。その他、課税や罰金などの対象となる事項があります。国内のホテルはランクによって、一泊につき1部屋3€〜7€の市税徴収があります。北部フランダース地方、南部ワロン地方と首都のブリュッセルでは若干税率が異なります。

 

 

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