TOEICスコアアップは公式問題集でテストに「慣れ」単語を「覚えて」基礎の英語力を上げるのがコツ
TOEICテストのスコアアップを狙うためにカギとなるのが出題の構成を知ることです。リスニング45分(100問)とリーディング75分(100問)を行うのですが、リスニングの場合だと1問を45秒で答えなくてはなりません。問題を聞いて、理解して、考えて、回答する、を45秒内に、しかも45分間続くのです。リーディングは問題を自分で読まなくてはなりませんし集中力を切らしている時間はありません。初心者はまずこの問題数に圧倒されてしまうでしょう。
全問回答する必要は無い?
実は正解・不正解に関わらず中級者でも全問回答するのは難しいものです。というのもTOEICテストは初心者から上級者まで同じテストを受けるので、簡単な問題から難しい問題まで同じテストの中にあるからなのです。やる気がある人ほど、全ての問題をしっかり解きたいと思ってしまいますが、レベルの違いから解けない問題もあって当然です。もう少し考えれば解けるかも、とひとつの問題にとらわれてしまうと他の問題を解く時間が無くてなってしまいます。実際にネイティブとの英会話でも、途中聞き取りづらいところがあるのは良くあることで、それを汲み取って大事な部分を逃さないという能力も必要となってきます。全問回答できるのは上級者レベルということを理解した上で、今の自分が理解できる問題に集中するようにしましょう。
公式問題集でTOEICテストに慣れるのが近道
その為には、まず模試や公式問題集をやりこむことです。TOEICテストの独特のスピード感に慣れないことには、本番で実力を発揮することができません。本来知っている単語や文法もテストのスピードについていけず回答できなくなるのは良くある事です。問題数と時間に慣れ、分からない部分を諦めることにも慣れましょう。
その際、少しでも聞き取りやすく理解しやすい「単語」を覚える事をおすすめします。単語帳を一冊丸々覚えるのは大変でしょうから、まずは問題集に良く出てくる単語をチェックしてみましょう。そして、テストのスピードについていく為にしっかりと反復勉強して、意味が即時に頭の中に思い浮かぶようにします。TOEICはネイティブとの英会話が上達する為の試験でもありますから、自然に単語やフレーズが自分の中に入ってくるように訓練しましょう。
TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉 Educational Testing Service |
TOEICテスト公式プラクティス リーディング編 Educational Testing Service |
TOEICテスト公式プラクティス リスニング編 Educational Testing Service |
ちなみに、TOEICテストは年々傾向が変わっています。受験者はスコアをアップさせる為に何度もテストを受けるので、TOEIC自体も常にレベルを上げています。問題集はできるだけ最新のものの方が役に立ちます。
まずはテストに慣れる事から始め、同時に基礎の英語力も身につけていきましょう。