【海外NEWS11】Pokemon GO世界
を席巻! 各地の現象が分かる英語表現
早くもNo.1スマホアプリ!
世界の現象をニュースで読もう

任天堂のスマートフォン用アプリ「ポケモンGO」(Pokemon GO)が世界を騒がせています。ひと足早くアプリがリリースされた米国では、早くも「スマホで使われているナンバーワンのアプリ」の称号を手にするなど、一大センセーションを巻き起こしている状況です。一方で、プレーヤーが「歩きスマホ」をしたり、スマホを持った人々が公園や道路を占拠する事例や、事故や事件に巻き込まれるといったケースも各地で報告されるなど、社会問題化の兆しも見え隠れしています。日本でのサービスも7月22日に開始してから毎日のようにメディアで報じられています。ポケモンGOがなぜそんなに人気なのか、そして大ブームゆえの問題点がどのように海外で報じられているのか見ていきましょう。
世界のニュースが「狂っている」と報道
単にゲームとして爆発的人気が出ているだけではなさそうです。
The world has gone crazy for the fictional little creatures that very few people can pronounce correctly.
正しく発音できる人が少ない架空の小さい生物に対して世界が発狂しています
➡go crazy「発狂する」「狂う」「正気を失う」といった意味になります。多くの人が街中でスマホを片手にポケモン探しに熱中している様子がメディアで報じられているので、最適な表現と言えます。何か一定のレベルを超えた時などに使える表現です。
<例文>
A : If I have to do more than this, I would go crazy!
これ以上やなくちゃいけないとなると、気が狂っちゃうよ!
B : Okay, you don’t need to do it.
オッケー、やる必要ないよ。
➡few people can~ 直訳すると「少ない人ができる」ですが、このような言い方はしないので「限られた人しかできない」という意味として使います。「~できない」という場合は否定文であるcan'tが浮かぶと思いますが、英語にする場合は上記の直訳で考えます。
<例文>
A : I am very scared to try that new roller coaster.
あの新しいジェットコースターに乗るの本当に怖いな
B : Very few people can try that.
限られた人しか乗れないよ(勇気がある人以外は乗れないよのニュアンス)
Pokemon Go has in fact proved so popular that Hollywood is looking to cash in and get a slice of the action.
ポケモンGOは事実、ハリウッドから儲け話といった関心が寄せられている
➡in fact 「事実」「実際」という意味で会話にもよく使われます。
<例文>
A : Do you remember that he was saying that the book was interesting?
彼があの本面白かったって言ってたの覚えてる?
B : Yes I remember. What happened?
覚えてるよ。どうかしたの?
A : I just found out that he didn’t read the book. In fact, he didn’t even buy it.
彼その本読んでなかったらしいよ。事実その本買ってもなかったみたいよ
B : Really?
本当に?
➡slice of the action「利権」「分け前」といった意味で使われ、同じ意味のフレーズでpieces of the actionとも言います。
<例文>
A : Yay, I won a lottery!
いえい、宝くじ当たった!
B : Can I ask for a slice of the action?
分け前もらえる?
うつ症状が改善したという報告も
it appears that Pokémon Go is motivating users to get up and out of the house - something that's often a struggle for people suffering from depression or anxiety.
よくうつ症状や心配性で悩んでいる人が葛藤することですが、ポケモンGOはユーザーをベッドから起こし、外出するようやる気を起こさせているようです
➡it appears「~のようだ」「~のように思われる」という意味です。it seemsと同様に使われます。
<例文>
A : It appears that we missed the last train.
終電逃したかも
B : Really? Shall we take a taxi?
まじ? タクシーで帰る?
➡suffer from「~で悩まされている」「~で苦しんでいる」という意味です。
<例文>
A : The Spring has come. I love Spring!
春が来たね。春大好き!
B : I don’t like Spring much because I usually suffer from hay fever in Spring.
春はあんまり好きじゃないんだよね。いつも春になると花粉症に悩まされるからさ
人気の裏にはさまざまな問題も
two people were arrested in Toledo, Ohio, after police say they were seen climbing a fence at the local zoo's tiger enclosure in order to get to Pokémon in the game.
オハイオ州トレドで、ポケモン欲しさに地方の動物園にあるトラの檻にあるフェンスによじ登ったとして、ふたりが逮捕されました
➡be arrested/get arrested「逮捕された」という意味です。日常会話で頻繁に使うことはないかも知れませんが、テレビで報道される事件や事故などでは使われるので、覚えておくと良いでしょう。
<例文>
A : Did you hear that he was finally arrested?
彼がついに逮捕されたって聞いた?
B : Yes I heard about it!
聞いたよ!
two men playing the game in California on Wednesday walked onto the beachy cliffs before they fell dozens of feet down. Both were hospitalized.
水曜日にカリフォルニアでビーチの絶壁を歩きながらゲームをしていたふたりが数10フィートも下に転落しました。彼らは入院しています
➡be hospitalized「入院する」という意味です。hospital「病院」は誰でも聞いたことがある単語ですが、これを動詞にして受動態にすると「入院する」となります。受動態ではなくhospitalizeだと「入院させる」という意味になるので注意しましょう。怪我や病気で入院することは日常で起こりうるので覚えておきましょう。
<例文>
A : I fell off badly and broke my leg.
変な転び方して足折ったよ
B : Really? Have you been hospitalized?
本当? 入院してたの?
立ち入り禁止の場所に入ってしまったり、最近では運転中にやっていて警察に捕まったというニュースもありました。ゲームを楽しむのは結構ですが、マナーを守り、周りをしっかり確認して楽しくプレイしましょう。
ライタープロフィール●Cinnamon Roll
高校で米国へ留学し、外語大で英語を専攻。卒業後に日本のメーカーで海外営業を担当し、その後外資系メーカーでキャリアを積み、現在は語学研修コンサルタントとして活動。これまでの経験を生かし、日常英語に加え、グローバルビジネスでも通用する英語も少しずつ紹介していきます。