日本の家庭料理でおもてなし
~たっぷり糸こんにゃく入り豚汁~

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留学先や来日中の外国人の友達に料理をふるまって、「作り方を教えて」なんて言われたらうれしいですよね。日本特有の材料やお料理の言いまわしを英語で何て言えば通じるのかわからないときは英語のレシピがあれば役立ちます。また、現地で手に入りやすい材料なら、友達が帰国しても、自分が留学した場合でも現地で作ることもできるもの。今回はアメリカ中西部在住15年になる、ブロガーのReikoさんに、アメリカでも比較的手に入りやすい食材を使って、簡単に作れる日本の家庭料理レシピを教えていただきました。

 

アメリカでは一般的に濃いめの味が好まれることが多いそうで、アメリカ人のご主人にもおいしく食べてもらえるよう、今回のレシピはあらかじめ具を炒めたり調味料を加えたり、一般的な作り方を少し変えてアレンジされています。また、海外で日本の家庭料理を作りたいとき、現地に暮らす日本人からの情報が頼りになるもの。地域によって手に入る材料などは多少の差はありますが、アメリカでの日本食材の調達事情なども掲載していますから、それらもぜひ参考にして作ってみましょう!

 

 

★Ingredients(4~6servings)

2 tablespoons salad oil
100~200g pork (cut into small pieces)
1/3 daikon radish (sliced)
1 carrot (sliced)
1 cup burdock root, thinly shaved (frozen), thawed
1/2 Japanese yam (sliced)
200g konjak noodle (cooked in boiled water for 2 to 3 minutes)
4 cups water
3 tablespoons hondashi
1 tablespoon sake
1 tablespoon mirin
1 tablespoon soy sauce
1 tablespoon cane sugar (or regular sugar)
3~4 tablespoons dark soy-bean paste (aka miso)
1/2 cup scallions(chopped)
a pinch salt

 

★材料(4~6人分)

サラダ油 大さじ2
豚肉(小さく切る) 100~200g
大根(いちょう切り) 3分の1
にんじん(いちょう切り) 1本
ごぼう(細切り冷凍)解凍したもの 1カップ(200cc)
さつまいも(いちょう切り) 2分の1
糸こんにゃく(沸騰した湯で2~3分茹でる) 200g
4カップ(200cc)
本だし 大さじ3
大さじ1
みりん 大さじ1
醤油 大さじ1
きび糖(またはふつうの砂糖) 大さじ1
赤みそ 大さじ3~4
ひとつまみ
小ねぎ(小口切り) 2分の1

※生のごぼうの場合は1/2本を目安にしてください

 

★Directions

作り方

 

1. Heat oil in a pot and sautee pork first and then vegetables.

1.鍋に油を熱して、豚肉、野菜の順に炒める

 

2. Add konjak noodle and sautee together.

2.糸こんにゃくを加え一緒に炒める

 

3. Add water, hondashi, sake, mirin, soy sauce, and sugar, and bring to boil. Skim off any foam that rises to the surface.

3.水、本だし、酒、みりん、しょうゆ、砂糖を加え、沸騰させる。アクをとる

 

4. Cover and turn down the heat to a gentle simmer. Cook until the vegetables are tender.

4.ふたをして弱火にする。野菜が柔らかくなるまで煮る

 

5. Season with miso and salt.

5.味噌と塩で味付けをする

 

6. Add scallions and serve.

6.小ネギを加えてできあがり

 

いかがでしたか? Reikoさんの旦那様も最初は日本の大きな大根(アメリカでラディッシュと言えば、赤い小さなラディッシュ)の味やこんにゃくの食感に少し抵抗があったようですが、今では召し上がるとのこと。とくにこんにゃくは、独特の見かけと食感のため、海外では最初は驚かれることが多いようですが、日本食文化の紹介として、また話題づくりとしてふるまってみてはいかがでしょうか。

 

ブロガーさんに聞きました 食コラム

ここではブロガーさんに食に関する情報を聞いて紹介しちゃいます。

Reikoさん流 アメリカ中西部での日本食材の調達方法やアレンジ法

最近では普通のスーパーでもアジア食材の売り場があるので、調味料など基本的なものは手に入りますが、海が近くにない中西部では魚がいつも同じ3種類しか売っていなかったりと、やはり限界があります。日本食料品専門店に行けば赤みそなどいろいろ手に入りますが、アメリカで簡単に手に入る食材で日本料理もどきのものを作る、というのが反対に最近は楽しみでもあります。たとえば巻き寿司はイタリアンな食材を具にしたり、フライドチキン、ベーコンを入れて作ったこともありますがとっても好評でしたよ。
ちなみに中西部では、シカゴのMitsuwa(ミツワ)、ミネアポリスのUnited Noodles(ユナイテッド・ヌードルズ )という店が日本食料品調達に便利です。両店ともオンラインショッピングも可能です。

 

 

教えてくれた人 Reikoさん

国籍にとらわれない料理作りが得意。美味しかったら何でもアリ!な我が家の食卓です。多国籍文化のアメリカ、新しい食材に出会うとわくわくします。ここ最近は健康を考えて95%植物性食生活を目指しています。米国中西部でアメリカ人の夫と二人暮らし。料理ブログ、The Culinary Tribune を英語・日本語で更新中。

 

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レシピ/Reiko


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