EF 英語能力指数国別ランキング発表!
日本の英語力は世界で何位?
数字で見る世界各国の英語能力、ランキング上位はどこの国?
今求められる時代を生き抜く英語力
世界規模の英語能力統計のひとつEF 英語能力指数(EF EPI)の第8版が公開されました。EF 英語能力指数(EF EPI)はインターネットで受験できる無料のEF 英語標準テスト(EF SET)結果をもとに作られています。運営元のEFは世界52都市に語学学校を持つ世界大手の英会話スクールですが、EFイングリッシュライブという世界的に認知されたオンライン英会話サービスも展開しています。
今回ご紹介するEF 英語能力指数(EF EPI)では、アジア、ヨーロッパ、南米、アフリカ、中東と、地域ごとの特性とランキングなどが発表されています。気になる日本のランキング、さっそくチェックしてみましょう。
EF 英語標準テストって?
EF 英語標準テスト(EF SET) は、オンラインで受けられる読解力とリスニング力を測る適応型英語テストです。このテストは受験者の語学能力を Common European Framework of Reference (CEFR) によって定義された 6つのレベルのひとつに分類できるよう設計されています。
EF 英語標準テスト(EF SET)は efset.org から無料で受験できます。興味のある人は是非チェックしてみるといいでしょう。
EF 英語能力指数とは?
EF 英語能力指数(EF EPI)は、世界中の成人のEF 英語標準テスト(EF SET)の受験データに基づき世界各国の英語力を数字で表したものです。これにより、各国の英語能力をランキング付けしたり、地域ごとの特徴を掴んだりすることができます。
最新版の、2018年版では、中央アジアや中南米地域を中心に新たに13か国が加わり、調査対象は全88ヵ国・地域に。受験者数も2017年より30%増の130万人に拡大しました。
2018年の国ごとのランキング発表
EF 英語能力指数について理解したところで、早速88ヵ国のランキングを見てみましょう。
能力レベルの構成を見てみよう
能力レベルは以下の内容で分類されています。
非常に高い英語能力(CEFRレベルのB2)
✓社会生活の場面で正しい意味合いを持たせた適切な言語を使用できる
✓高度な文章を簡単に読むことができる
✓英語のネイティブスピーカーと契約交渉ができる
高い英語能力(CEFRレベルのB1)
✓職場でプレゼンを行っている
✓テレビ番組を理解できる
✓新聞を読む
標準的な英語能力(CEFRレベルのB1)
✓専門分野における会議に参加している
✓歌の歌詞を理解することができる
✓熟知した内容についてプロフェッショナルなメールを書くことができる
低い英語能力(CEFRレベルのB1)
✓観光客として英語を話す国を旅することができる
✓同僚とちょっとした会話ができる
✓同僚からの簡単なメールを理解することができる
非常に低い英語能力(CEFRレベルのA2)
✓簡単な自己紹介(名前、年齢、出身国)ができる
✓簡単な合図を理解できる
✓海外からの訪問者に基本的な指示をすることができる
世界の地域別平均値の比較と傾向
英語は、貿易、科学、ビジネス、外交の分野において使用され、国際的なコミュニケーションに欠かせない言語です。
ヨーロッパ、アジア、アフリカ、中南米、中東と地域別の平均値も発表されました。紛争が続く中東では十分な教育が行き届かず、最も低い結果となっています。
EF EPI地域別平均
日本のランキングと地域別・男女別比較
日本のEF EPIスコアは51.80で88ヵ国中、台湾に次いで49位となっています。2016年の35位、2017年の37位から大きく順位を下げ、8年連続で下落となっている日本。能力レベルは「低い英語能力」に分類されます。
アジアの中でみても11/21という結果となっており、3年連続で「低い」英語能力レベルの残念な評価となっております。
お隣の韓国、近い香港は「標準的な英語能力」とひとつ上のレベルに分類されており、ここ数年では多くの国がスコアを上げている中で、日本はほぼ変わらず伸び悩んでいる現状となります。
世界ランキングと同時に、日本国内の地域別の比較値や男女間比較も発表となりました。地域別でみていくと東京・大阪・横浜をはじめとする都市部のスコアは他の地域よりも高いことがわかります。中でも、東京のスコア(55.13)は35位のフランス(55.49)とほぼ同等といえるので、一概に日本の英語力を嘆くことは出来ませんが、地域ごとにレベルに大きな差があることが明らかになっています。
地域別比較
男女間比較
世界の各地域ごとの特徴を見てみよう
ヨーロッパは5つの地域の中で最も英語力が高い地域であり、昨年から平均スコアがさらに上昇しています。1位のスウェーデン、2位のオランダに続き「非常に高い英語能力レベル」に入った27ヵ国のうち、22ヵ国がヨーロッパの国々でした。また、EUが運営する世界最大の学生交流プログラムErasmus+を通して、ヨーロッパから毎年70万人以上の生徒と教師が留学しており、ヨーロッパの生徒の83%が10歳までに外国語の学習を開始しており、幼いころから外国語学習の意識が高いといえるでしょう。
アジアの成人の英語能力平均は、ヨーロッパに続く世界第 2 位となっています。貿易とテクノロジーの急速な成長に伴い、英語能力の高いアジア諸国は成功を収めています。その一方で、データを詳しく見てみると、アジアは他のどの地域よりも英語能力の格差が大きいことがわかります。シンガポールが最も高い指標となり、フィリピン、マレーシアも今回の指標で上位四分の一にランクインしましたが、カンボジアやウズベキスタンは、最も低い10% 内にランクされています。
アジアでは、シンガポールやカンボジアなどの上昇率が目ざましい。一方、日本は少し下降気味です。
中南米は2017年以降に英語スキルの成人平均が下降した世界で唯一の地域となってしまいました。誰もが初等教育を受けられるようになってから20年経ちましたが、その投資の甲斐もなく、いまだに高いレベルの経済格差などがあり、中南米の英語能力は低迷しています。
また、各国間の英語能力の差がますます小さくなっており、最も能力の高いアルゼンチンと最も低いべネズエラとの差はわずか10ポイントほどです。
アフリカは平均的には低い英語能力の国が多い印象ですが、ここ数年で人口の多い地域で英語レベルの上昇がみられています。中でも、南アフリカのスコアは世界のどの国よりも大幅な上昇しており世界6位にランクインしています。
中東は世界のどの地域よりも英語力が低くなっています。裕福な地域の隣に深刻な貧困地域が存在し、安定した体制と戦争地帯が隣接するなど、地域の異種混交性にもかかわらず、地域全体での英語能力の低さはほとんど均一です。
このままだと危険!この先の時代を生き抜く英語力とは
EF EPIの結果をもとに世界の英語力についてみてきましたが、やはり気になる日本のスコアダウン。国内の中でも都市部と地方とで大きな差があることが明確になりましたが、他のアジア諸国がスコアを上げる中、このまま日本が転落の一途を辿ってしまうのは、目をそむけてはいられない状況です。
義務教育の中で最低限の英語は学び、こんなにも英会話スクールや英語教材が溢れる日本ですが、ここまで他国に遅れをとってしまっているのには、1つ英語の学び方に要因があると考えられます。
ランキング上位諸国は、「小学校低学年から英語教育がはじまる」「4技能をバランスよく学んでいる」「教育支出が高い」「グローバル市場での就職を見据えている、そのため英語を学ぶことが特別ではない」など、幼い頃から生活の中に英語が当たり前にある環境といえるでしょう。
一方で「読み・書き」を中心に学んできた私たち日本人は、英語に接するのは学校の授業や語学学校のレッスンだけという方が大半ではないでしょうか。
では日本が位置している低い英語能力(CEFRレベルのB1)とはどの程度の英語力でしょう。以下の前提から推察されるのは最低限の文法やボキャブラリーのみ習得している程度かと思われます。「読み・書きを中心に学んできたにはなぜ?」という疑問が湧く方もいらっしゃるかもしれませんが、日本人は英語を音声と共に学習してきた訳ではなく、文字を通して学習してきた背景があります。加えて英語への接点が少ない環境(外国語としての英語環境、EFLとも呼ばれます)であることが、習熟度に影響を与えているのではないでしょうか。
低い英語能力(CEFRレベルのB1)
✓観光客として英語を話す国を旅することができる
✓同僚とちょっとした会話ができる
✓同僚からの簡単なメールを理解することができる
身近なところで考えたとしても「受験英語は頑張ってきたが、英会話までは自信がない」「読むことは出来るが、リスニングは苦手」などの悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。単語は英単語帳で覚えて、文章を読解する為の学習をしてきた私たちにとっては、音声と共に英語に触れる機会を出来るだけ多く作っていくことが、英語力を向上させるカギかもしれません。
EF イングリッシュライブだから実現できる確実なスキルアップ
昨今では働き方も多様化し、時間の使い方もライフスタイルによって多種多様。英語学習も通学型の英会話教室から、どこからでも学べるハイクオリティなオンライン英会話が続々と登場してきています。
冒頭で紹介した「EFイングリッシュライブ」はオンライン英会話の中でも、インプットとアウトプットをバランスよく学べるハイブリット型として世界的に支持されています。世界52の都市に語学学校を展開し、約20年間にわたりオンライン英会話を手掛けてきたEFなだけあり、そのカリキュラム内容は本格的です。
① 英語レベル診断テスト
レッスン開始前の英語力診断テスト「EF SET」では、かなり正確な自身の英語力を測ることができ、16段階ものレベル分けがされるので、自身のレベルに合ったレッスンが受講できます。元々はEFの老舗語学学校の英語診断テストとして発表されたため、受験生のデータを反映させ正確な英語力が測れる診断テストとなっています。
レッスンに前に受講することで、自身の現在の英語レベルを把握できるだけではなく、この先の学習計画も立てやすくなるでしょう。また、定期的に受講することで、自身の成長具合を可視化できモチベーション維持としても活用できます。
② 3ステップの学習スタイル
EFイングリッシュライブの最大の特長は3段階の学習スタイルにあります。学習プランが個別に作成されるので、それに沿って学習していくとより英語力の定着に有効的です。
【学習の流れ】
1:レッスンの予習として、動画教材などで基礎を学ぶ
2:グループレッスンで内容を練習
3:マンツーマンレッスンで応用
サービスの中に個人で勉強を進めていける学習ツールが多数あり、動画で毎日英語レッスンできるツールはレッスン予習として量質ともにとても優秀です。
レベルに合わせた実践的なシチュエーションが用意されているので、しっかり学習すれば、実践のレッスンの場でより力をつけることができるはずです。
通常のオンライン英会話だと、事前のインプットが不十分のまま受講してしまい、「よくわからないまま、マンツーマンレッスンが終わってしまった…」ということをよく耳にします。EFイングリッシュライブは、事前インプットに必要な学習ツールを活用することで、レッスン時間を実践の場として臨むことができるので知識の定着に繋がります。
③ グループレッスンでのアウトプット
予約不要のグループレッスン(45分/回)が月30回、つまり毎日受講可能です。優秀なネイティブ講師が会話をリードしてくれので安心ですし、受講生が世界約120ヵ国から集まるEFイングリッシュライブでは、まさに国内にいながら語学留学しているような感覚になれるかもしれません。
同じレベル、目的を持った仲間と話したりする機会があるので、お互いに刺激を受け合いながら成長できます。また、日本人以外の英語に慣れることで、国際的な場でのコミュニケーションの練習としても有効的です。
豊富な学習コンテンツと、圧倒的なアウトプットの場としてのグループレッスン、更に週2回(20分/回)のマンツーマンレッスンと、しっかり英語力が定着するカリキュラムがEFイングリッシュライブには整っています。
世界からみるとまだまだ英語力の低い日本ですが、英語を学ぶことを特別視するのではなく、生活の中で習慣化できたら、近い将来に国際人として世界で活躍する日本人が増えていくかもしれません。
まずは、EFイングリッシュライブの無料体験で、自身の英語レベルを把握するところからスタートしてみてはいかがでしょうか。
資料提供:株式会社イー・エフ・エデュケーション・ジャパン