IELTSアカデミック リスニングの注意点 8 セクション3の注意点

TOEFLとIELTSの違いを知って、試験に役立てよう!

今回から、IELTSアカデミックのリスニング、セクション3に入ります。セクション1やセクション2に比べて何が違うのか、特に留意すべき点は何かについて解説します。

 

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IELTS Listening セクション3の特徴

セクション3では、ふたりから最高4人の会話が出題されます。
セクション1も話し手は複数ですが、内容は旅行の手配や外出の相談など、シンプルなものです。

セクション3では、教授と学生や学生同士の会話などが出題されます。内容も発表の指導や課題の相談、研修の報告など踏み込んだ話し合いとなっています。

 

IELTS Listening セクション3は複数の人によるディスカッション

セクション3では、複数の人による発言が交錯するのでより複雑になります。

先読みの時間が与えられるので、その間、ただ読むだけではなく、問題の特徴を確かめておきましょう。例えば、「どの発言を誰が言ったか」ということが重要になる問題もあれば、そうではない問題もあります。

表の空欄を埋めるタイプで、Holms’ comments(ホームズの意見)という項目とWatson’s comments(ワトソンの意見)という項目に分かれていたら、どちらの意見なのか十分注意しながら聞く必要があるでしょう。

それぞれの意見の違いを問われていなければ、他の点に神経を使うことができます。

 

IELTS Listening セクション3は読む分量が多い 

IELTSリスニングはどのセクションも問題数としては10問ずつですが、設問で読まなければならない語数にはかなり差があります。

公式問題集で数えてみると、セクション1は約50語、セクション2は約100語あまりですが、セクション3になると約150語に増えます。量だけではありません。セクション1、2は数字や曜日、固有名詞などが多いのに対して、セクション3は、重要な意味の単語が多く並んでいます。

リスニング力だけではなく、英文を速く正確に読む能力も求められることになります。

 

音声が流れている間はメモに留める

IELTSリスニングは、どのセクションも「聴きながら読んで書く」というマルチタスクを求められるわけですが、読む分量が多ければ、読んでいる間に聞き落とすリスクも上がります。

先読みの時間を活用するのは言うまでもありませんが、音声終了後に設けられる書き写しの時間も活用しましょう。聞きながら答えをパソコン入力したり、解答用紙にきちんと書いたりしていると、大切なことを聞き逃してしまうかもしれません。聞きながら書くのはメモに留め、音声が終わってから入力したり、きちんと書いたりするのがおすすめです。

その際、解答欄を間違える、自分の文字が読めないといった失態を避けるため、メモを取る練習もしておきましょう。英単語を書くときの自分なりの省略法を作るのもいいですし、とりあえずカタカナで書く方が早ければ、メモはカタカナというのもひとつの手です。

 

 

ライタープロフィール●外国語人

英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点
https://www.znd-language.com

 

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