「留学フェア」の歩き方
カナダ留学フェア体験記
絶対カナダに留学したい人も
なんとなくのあなたも楽しめる
留学を考えている読者の皆さん、各国大使館が主催する「留学フェア」をご存知ですか? 留学生を受け入れている国が、年に1〜2回開催する「留学フェア」には、その国の学校機関(小学校、中学校、高校、大学、語学学校)の担当者が一同に介し、ブース出展をするので、わざわざその国に出向かなくとも、実際に学校関係者と会って話が聞けて質問ができる、留学を考えている人には絶好のチャンスなのです。Cheer up! English 編集部は、10/31(金)、11/1(土)にカナダ大使館で開催された「カナダ留学フェア2014秋」に潜入しました。「留学フェアでは一体何ができるのか」留学生目線で会場の様子をリポートします。
Q.留学フェアでは何ができるの?
青山一丁目にあるカナダ大使館にやってきました。
受付です。入場料はなんと無料! 名前と住所を記入して、いざ出陣です!
受付では、留学フェアのパンフレット他、メイプルの葉が可愛らしいオリジナルエコバッグとノートを頂いちゃいました。どうやらホームページから事前予約をしておけば、オリジナルグッズをもらえたそうです。事前登録をしておけばよかった……。
パンフレットの地図ページを参考に会場を回ります。 今回は、カナダ大使館の3フロアが留学フェア会場として開放されていました。
○カナダ大使館B2F
語学学校ブース
セミナー会場(第1,第2)
カナダ大使館学術交流関連ブース および 英語運用能力テスト団体のブース(TOEFL & IELTS)
○カナダ大使館1F
州政府、JASSO、ビザ関連、トビタテ!留学JAPAN、ワーキングホリデー、留学体験者ブース
○カナダ大使館4F
小中学校、高校、大学・カレッジブース
私は社会人なので、語学学校、大学院、ワーキングホリデーが気になります。
早速4Fから回ってみます。
4F
小、中学校、高校、大学・カレッジブースのある4Fには、制服を着た学生の来場者が多いですね。自分の気になっている学校のブースを地図で探してブースに座ります。学校ブースでは、留学プログラム、留学地域の様子や学費、入学条件など基本的に何でも聞くことができます。自前に質問事項を用意していくとスムーズですね。ブースには通訳の方がいるので、英語ができなくても大丈夫!
B2
語学学校ブースも基本的には、中学校、大学・カレッジブースと同じです。 今回、語学学校の出展は15校。語学学校の留学は短期から可能なので、社会人にはチャレンジしやすいですよね。各ブースでパンフレットをもらって一読してから、興味を持ったブースを訪れるのもおすすめです。
B1
カナダ留学フェアでは、カナダ留学に関する基礎知識や留学フェアの活用法、留学経験者の体験談など、カナダ留学・ワーキングホリデーに関するさまざまなセミナーが行われていました。パンフレットで、セミナーのスケジュールをチェックすることができます。
1F
個人的に気になったのは社会人に人気の体験者コーナー。このコーナーでは、実際カナダのワーキングホリデーの体験者に直接お話を伺うことができます。というわけで編集部も、体験者の方にお話を伺っちゃいました。
ワーキングホリデー体験者 多田さん
編集部 どうしてカナダに行かれたんですか?
多田さん 英語を喋りたくて、できるだけ遠いところに行きたかったのでカナダを選びました。
編集部 なるほど。カナダはどちらの街に住んでいましたか?
多田さん トロントです。
編集部 留学はどのくらい行かれていたんですか?
多田さん 2年半です。
編集部 現地では何をされていたんですか?
多田さん 最初の2ヵ月は語学学校に通いました。その後は、日本で元々美容師として働いていたので、インターネットで探して現地の美容院で働きました。
編集部 日本のサロンとカナダのサロンでは違いがありましたか?
多田さん 接客スタイルが全然違いましたね。カナダの接客は押しの接客というか、お客さんに対して積極的です。また、給料も歩合制でした。
編集部 ワーキングホリデーを通して、英語は上達しましたか?
多田さん 最初は全く、英語が分からなかったのですが、留学して1年経った後、突然英語が聞こえてくるようになりました。
編集部 英語の他に、ワーキングホリデーを通して現在の仕事に役立っていることはありますか? 多田さん やはり、接客ですね。カナダで学んだ積極的な接客スタイルは、今の仕事にも役立っています。
わー、楽しそう。
体験者の話を聞くと、留学やワーホリのイメージが湧きます。
カナダにワーキンホリデーに行きたくなってきてしまいました。
さて、一通り、すべてを回り終えた後で……。
結論
留学フェアでは
☑学校関係者と直接話せる
☑色々な学校を知り、情報を集めることができる
☑体験者に話を聞くことができる
=留学したいなという漠然とした思いが具体的になる!!
ということで、「絶対カナダに留学する」という固い決意の方から「なんとなくカナダでワーホリとかしてみたいな」という人まで幅広く楽しめるということが分かりました。
取材協力/カナダ大使館
構成•文/高石真帆