彼氏、彼女、恋人、夫婦、親しい人…
英語で何て呼ぶ? どう使う?
間柄、性別、見た目によって
いろいろあるから覚えておこう
映画を観ていると、パートナーや親しい人をDarlingやHoneyなどと呼んでいるシーン、ありますよね。これらの呼び方も、間柄や性別、また年代によって変わってくるもの。ここではどんな間柄でどんな人に、どんな風に使うのか、英語のフレーズも交えて紹介します。ぜひお役立て下さいね。
男女でどちらも使える呼び方
Darling
この言葉は、男性から女性に・女性から男性に使えるだけではなく、親から子にも使える汎用性の高い言葉です。愛しくて大切な人を象徴する呼び方です。
【例文】
My darling little daughter is growing very fast.
私の大切な娘は、あっという間に成長しているの
Darling, did you hear me?
あなた、ちゃんと私の話聞いてた?
Honey
こちらは恋人・夫婦同士、もしくは幼児までの子どもを呼ぶときに使える表現です。甘いものを象徴しているので、幼児期を過ぎた子どもや男の子には使いません。
【例文】
Honey, Do you want some coffee?
(恋人・配偶者に対して)ねぇ、コーヒー飲む?
Sweetheart
主に若い恋人同士での呼び名として使われています。
【例文】
Come on sweetheart, it's you and me now.
(恋人に)おいでよ、君と僕しかいないよ
My love
夫婦、もしくは親密な交際をしている恋人同士で使われる呼び名です。
直訳で「私の愛」とするこの言葉は日常でも使えますが、直接的で迷いのない表現なので、他の呼び方よりも愛情の度合いが強い印象になります。
【例文】
Happy valentine’s day, my love!
ハッピーバレンタイン、私の大好きなあなたへ!
Soul mate
こちらも夫婦や、かなり親密な恋人同士で使う「魂の友」という意味の呼び名です。カードや記念日などで使いたい、特別な呼び方です。
【例文】
Happy anniversary, Jack.
I have been happy to spend my life with such a good soul mate.
ジャック、結婚記念日おめでとう
あなたのようなソウルメイトと人生を歩めて幸せです
Adorable
全般的に愛しい・可愛らしいものを表現することに使えるこの言葉は、恋人や子ども、夫婦同士など、全体で使えます。
【例文】
You're adorable even when you're in pajamas!
君はパジャマ姿でもとってもかわいいよ
Gorgeous
華麗で豪華なものを表現しますが、日本でカタカナ英語として使われている「ゴージャス」よりもカジュアルで、beautifulと同じような意味合いです。老若男女、大切な人に語りかけるときに使います。
【例文】
Would you like me to pour some more wine for you, gorgeous?
ワインもっと注いだ方がいい?
女性の呼び方
Sweetie(Sweety)
甘いもの、を意味するこの言葉は、主に男性が好きな女性や小さな女の子を呼ぶとき、もしくは年長者の女性が目下の女性を呼ぶときに頻繁に使われます。
【例文】
Would you mind driving me to the station sweetie?
(祖母から娘などに)ねぇ、駅まで車で送って行ってくれる?
Honey bunny
男性が、女性を呼ぶときに使う若い世代の恋人同士の表現で、直接的な意味よりも韻を踏んだかわいい言葉の表現を楽しむ感じの呼び方です。
【例文】
Where would you like to go this weekend honey bunny?
(恋人に)ねぇ、今週末どこにいきたい?
Precious
大切な、貴重なものを意味しますが、人間関係の上で大切な人を呼ぶときにも登場します。
主に女性のことを呼ぶときに使います。男性が女性を呼ぶときだけではなく、姉妹や親友などの関係の女性同士でも使えます。
【例文】
My precious sister is moving to London next month.
私の大切な妹は来月ロンドンに引っ越します
Beautiful
お馴染みの「美しい」という言葉ですが、幅広い世代の女性を呼ぶときに使います。
さほど親しくない関係(店員と客など)でもシチュエーションを選ばずに使える、おさえておきたい呼び方です。
【例文】
How can you help you today, beautiful?
(お店などで)いらっしゃい、今日は何にする?
Thank you for cooking such a yummy cake, beautiful.
(恋人に)こんな美味しいケーキを作ってくれてありがとう
Cutie
「かわいい」という意味のcuteの変化形のこの呼び名は、愛しさを込めて比較的若い女性を呼ぶときに使われますが、子どもにも使えます。
cutie pieやcutie bunnyなどと、さらに可愛らしい言葉にして使うときもあります。
【例文】
That girl who works at the bakery is such a cutie.
あのパン屋さんの女の子は本当にカワイコちゃんだよね
Hey cutie, would you like to share some popcorn with me?
ねぇこのポップコーン一緒に食べる?
男性の呼び方
Bear
直訳は「熊」ですが、恋人や配偶者の男性の容姿が、大きな人や毛深い人、包容力があるようなタイプの男性に対して使われます。
欧米では毛深く大きい男性が多いので、日本語で言うところの「クマさん」と同じニュアンスで愛情を込めた呼び方として、かなり親しい間柄で使います。
bearと呼ぶだけでも構いませんが、my bearやmy darling bearを加えると愛情が込められているのが確実に伝わりやすい呼び方と言えます。
【例文】
Come and give me some cuddles, my darling bear!
ねぇこっちにきて抱きしめて!
Handsome
先の女性の呼び方のBeautifulと似て、幅広い年代の男性に対してそれほど親しくない間柄でも呼ぶことができます。
「格好いい」「整った顔をした」という意味のこの言葉は、相手の気分を害することはない小慣れた呼び方です。
【例文】
Hey handsome, what are you up to?
(恋人に)ねぇ何やっているの?
May I have your hand, handsome?
(目下の男性に)ちょっとすいません、手を借りれますか?
Hero
勇敢で男性らしい彼を呼ぶときに相応しく、日本語ではスーパーヒーローの印象が強いかもしれませんが、頼りになる男性のことをこんな風に呼ぶことができます。
【例文】
Thank you for being here for me always, hero.
私のそばにいつもいてくれてありがとう
Buddy
「相棒」という意味のこの言葉は、男性に親しみを込めて呼ぶことができます。比較的若い男性を呼ぶときに使うのが良いです。
Drinking buddy「飲み友達」と言ったり、大切なペットのことを呼んだり、とても汎用性の高い便利な呼びかけ方です。
【例文】
Hey buddy, did you drop this?
ちょっと、これ落とさなかった?
ライタープロフィール●Yurika L Fabre
結婚して10年目を迎えたオーストラリア人の夫と、ハーフの子どもたちと都内在住。アメリカ留学やひとり縦断旅、オーストラリアでのワーキングホリデーや大学生生活、仕事を経て学んだ文化や言葉の違いの面白さについて発信している。