ホームステイ・留学でホストファミリーにウケる外国人おすすめの日本食10選

実体験&外国人に聞いた

結果をご紹介します

ホームステイ・留学などでは、日本について聞かれることも多いはず。とくに日本の料理を作ってホストファミリーやルームメイトにおもてなしをしたりして、食文化を通じて交流する機会もあるものです。簡単にできる料理を覚えておいて、楽しくて美味しい文化交流をはかってみるのはいかが? 
今回は、ライターとCheer up! English編集部の実体験と実際に外国人に聞いてみた情報をもとに、「留学中にウケる日本の料理食材調達・アレンジのポイント」を紹介します。留学先にいる国籍やホストファミリーのお国柄によって好き嫌いは多少違いますが、王道をご紹介します。

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日本食を手作りする前に、理解しておくべきこと

まず、日本食を手作りする前に、いくつか押さえておきたいポイントがあります。留学先では、日本とは文化が違うため、戸惑うことも多いはず。以下の3つを、理解しておきましょう。

 

①食文化の違いを認識する

 

まず、食べられない食材があるということを知っておきましょう。

海外、とくにアメリカではビーガンやベジタリアンなどを始めとして、動物性食材は一切とらないという人たちもいます。これ以外にも、地域によっては魚をほとんど食べなかったり、生の魚に抵抗がある人もいます。

宗教上の問題から、豚肉を食べないなどの人もいるため、ホストファミリーやルームメイトの食文化に合わせて料理を選ぶ方が良いでしょう。最初のうちは、わからないことも多いので、いろいろとコミュケーションが取れるようになってから料理を振る舞うと良いかもしれません。

 

 

②材料が手に入りにくいこと

 

次に、日本食に必要な材料が手に入りにくいということ。

最近では日本食も人気なので、ほとんどのスーパーで醤油を見つけられると思います。これ以外の調味料も、大型店舗であれば調達できるはず。

しかし、日本のものとは少し味付けが違ったり、高価だったりすることも。また、都会の方が、海外の食材を多く揃えている傾向にあるため、田舎に住む場合は材料の取得が難しくなります。

このため、基本的には日系スーパーを利用すると良いでしょう。割高ですが、日本で使っている商品を購入できるので、味については安心して利用できると思います。また、米国のスーパーではなかなか見かけない薄切りの豚肉などもあるので、焼きそばなどを作るときには重宝するかも!

 

 

③シーズニングで手軽に作る

 

最後に、シーズニングを利用すると便利です。日本で売っている、「この調味料ひとつでOK!」なシーズニングを持っていくのは良案でしょう。

例えば、寿司飯用のシーズニングや唐揚げの素など、味付け済みの調味料。これ以外にも、出し汁や鰹節の小分けパックなども便利です。液体でなければ、軽いので荷物にもならないはず!

1度は料理をふるまうことがあると考えて、日本のスーパーで使えそうなものをゲットしておきましょう。

また、オーストラリアなど食べ物の持ち込みが厳しく制限されている国もあるので、その場合は現地で調味料を調達しましょう。日系スーパーでも「これ1本で味付けok!」なめんつゆなどの液体の調味料を見つけて使うと便利ですよ。

 

 

外国人にウケる日本食って?

事前の予習をしたところで、さぁ本題。ホストファミリーやルームメイト(外国人)受けする日本食と材料の入手ポイントを紹介します!

 

1 かつ丼

かつ丼は外国人受け抜群です。やはり、欧米は肉文化なので、魚より肉がウケます。日本に海外旅行に来た方も、かつ丼を食べて感激する人もいるのでオススメです!
豚肉厚切りは米系のスーパーにも売っているので、入手しやすいはず。問題はパン粉です。Bread crumbという名前でスーパーやパン売り場にも置いてありますが、日本のパン粉とはちょっと違います。気になる方は日系スーパーでゲットして。

海外で作る「かつ丼」のレシピはこちら!

 

 

2 親子丼

次も丼系で、親子丼! アジア=ご飯がセットというのもありますが、日本食っぽい甘みのある味付けも新鮮のよう。鶏肉と卵で作れるというシンプルな材料も魅力的です。
ただ一点、注意点は半熟で作らないこと。日本では生でも卵を食べますが、海外の卵は生で食べると危険。衛生基準が違うためです。ですので、半熟とろとろで作らないで、しっかりと火を通して作ってください。

 

 

3 焼きそば

ラーメンが海外で人気なのは、ご存知だと思いますがとにかく麺類大人気です。パスタみたいな感覚で食べやすいのかもしれません。濃いソースも、ウケが良いようです。麺は、大型スーパーで乾麺が手に入ります(中華系のものです)。生麺が欲しければ、日系スーパーに行った方が良いかも。焼きそばソースは日系スーパーでゲットするか、シーズニングを用意して!

 

 

4 カレーライス

海外でカレーといえば、インドカレーが主流。でも「日本ではこれがカレーなんだよ」と紹介してみるのもいいですね。カツカレーも「和」の印象が強く、肉肉しさが欧米人に受け入れられやすいので、おすすめです。
他にもチーズなど彼らになじみのある食材とも相性が良く、トッピングできるのもオススメポイントです。日系スーパーに行けば、日本のカレールーが売っているので、調理も簡単♪

 

 

5 唐揚げ

唐揚げは日本版フライドチキンなので、受け入れられること間違い無しです! 日本っぽい醤油の味付けも喜ばれるポイントです。調理のときは、市販のからあげ粉を使うと便利。味付けも一気にできてしまうので料理に慣れていない人でも簡単です。
日系スーパーにあるかどうかは怪しいので、日本でお気に入りを準備して持っていくことをオススメします。

英語のレシピつき「唐揚げ」の作り方はこちら!

 

 

6 天ぷら

天ぷらは、何と言っても知名度が抜群! 家庭で作る人も増えているようです。そうすると、作る意味がないように思えますが、「本場の味を表現してみせる!」と豪語してみると盛り上がるかも? かき揚げにして、かき揚げ丼として紹介するのもありかもしれませんね♪ 

重要な天ぷら粉は、最近ではアメリカの大型スーパーで「Tempura」と表示され売っているようです。アメリカ版なので、ちょっと違うかもしれませんが。日本の天ぷら粉が欲しい場合、日系スーパーに売っているかもしれませんので、チェックしてみて

 

 

7 ナポリタン

日本生まれのB級グルメ、パスタ「ナポリタン」も受ける傾向です。特に、アメリカ人はケチャップが好きなこと・パスタと合わせることを考えると、食べやすい日本食だと思います。トマトソースではなく、「ケチャップを使う」点にびっくりするかもしれませんね。

主な味付けとなるケチャップは、アメリカのスーパーでもちろん手に入ります。材料入手のお手軽さもおすすめポイントのひとつ。

 

 

8 寿司

日本といえば、「Sushi」!ということで、ネームバリューが半端ないと思います。とにかくパーティー好きな家族や友だちには、参加型の手巻き寿司がオススメ。作る過程で盛り上がれます。

大人数でなければ、海鮮丼のように、海鮮ときゅうりなどをのせたりしても良いかも知れませんね。

田舎に滞在している場合、寿司ネタは、サーモンやアボカドなど普段食べている食材を混ぜる方が受け入れられやすいはず。酢飯は、アメリカのビネガーで代用できますが、永谷園の「すし太郎」というシーズニングを日本でから持っていくと便利です♪

 

 

9 タコライス

珍しさを狙って、沖縄のタコライスを作るのもあり。「何これ?」的な感じで、ウケる傾向ですね。メキシコのタコスから来ているのだと思いますが、ご飯の上にのっているのがタコスと違うところ。

アメリカ人はタコス大好きなので、アメリカ留学ならウケが良いと思います。チーズやトマトなども現地の食材でまかなえるので、材料の心配もなし! 簡単なのでオススメです。

 

 

10 お好み焼き

お好み焼きも人気です。やっぱりソース系の濃い味付けがお好みなのかも。ソースさえあれば、他の材料は揃いやすいのでおすすめです。
お好みやきソースは、日系スーパーに売っていますが、最近では大型スーパーでも売っている店もあるようです。鰹節は、小分けパックのものを日本から持っていくと便利♪

 

 

番外編 意外とウケる! ポン酢たこ焼き&あんこ

定番以外のものが、逆にウケる場合も。私がびっくりしたのは、ねぎたっぷりのポン酢味のたこ焼き。日本に来た米国人にかなりウケがよかったです。「まさかのあっさり好き?」と常識が覆りました。

ポン酢はお肉などにもつけて「このソース何? 持って帰りたい!」というヨーロッパ系の外国人の声もよく聞きます。

あとは、あんこ。日本っぽくて、欧米ではあまりメジャーではないので、喜ばれます。ジャパニーズスイーツとして、レトルトの小豆を持っていくと良いかも パンケーキと一緒に食べると美味しい!

 

 

「簡単な日本食」が留学中の心の支えになることも

 

留学先では、思わぬものがないことも多く不自由することがあります。それに加えて、すごく忙しい日々を送るはず。長期の場合、日本食が恋しくなったりすることもあるので、簡単に作れる日本食は重宝します。

お世話になったホストファミリーや友達に振る舞うだけでなく、自分のためにも何かひとつ作れる準備をしておくと良いですよ

 

ライタープロフィール●yuikomore

関西在住。ロースクール卒のアラサー世代。司法浪人中に始めたライター業がいつの間にか本業に。ファッションからジェンダー、法律まで様々な記事を執筆。ファッションメディアの編集も担当。NY留学中に「居場所はここだ」と勝手に感じ、さらに進学検討中。絶対音感の洋楽マニア。すぐに使える英語をモットーに、皆さんとスキルアップを目指します。

 

 


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