IELTSアカデミック リスニングの注意点 2
TOEFLとIELTSの違いを知って、試験に役立てよう!
今回はIELTSリスニングの構成や時間、問題数など基本情報をまとめます。何も知らないで受けても実力が反映されないかもしれません。今の英語力がどの程度であれ、持てる力を発揮するためには準備が必要です。
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IELTSリスニング アカデミックの構成と問題数
IELTSリスニングには4つのセクションがあります。
再生は1回のみです。
各セクションに10問の設問があるので、全部で40問ですね。
IELTSリスニング アカデミックの時間
リスニングの時間は約30分間。
IELTSはペーパー版とコンピューター版を選ぶことができ、ペーパー版の場合は転記のための時間がさらに10分設けられています。
IELTSリスニング アカデミックの問題内容
各セクションの内容は次の通りです。
セクション1 ふたりの話し手
日常生活のシチュエーションから出題されます。
たとえば、ホテルや空港の受付、店、旅行業者や不動産屋での会話、友人との会話など。
英語自体のレベルは易しめ。
セクション2 ひとりの話し手
アナウンス、ラジオ放送、説明(旅行ガイド、施設の使用法、イベント)など
セクション3 ふたり~4人の話し手(たいていはふたり)
大学での会話が多い。課題に関する学生同士の会話、教授と学生の会話など。
セクション4 ひとりの話し手
大学の講義やビジネスに関する講演など。学術的な内容も出題される。
IELTSリスニング アカデミックの配点
得点は正答ひとつに1点で、最大40点。点数が1~9までのバンドスコアに換算されます。
間違った答えを書いても空欄でもカウントは同じなので、あいまいでも何か書いておくのがおすすめです。
IELTSリスニング アカデミックの解答形式
解答形式には、他の検定試験と同じものもあれば、IELTS特有のものもあります。
選択問題
三択の中から正解を選ぶもの。
組み合わせ問題
これも選択といえば選択ですが、選択肢がふたつのグループに分けられていて、グループ1の記号をグループ2の数字と組み合わせるなどの形式を取っています。
たとえば、グループ1に物の名前があり、グループ2にそれが置いてある場所が記されていて、本文で何がどこにあるかを聞くといったものが考えられます。
空欄補充問題
空欄を記述式で補充します。制限語数が与えられているので、それをヒントとして数字や単語を書きます。詳しくは、前回の記事を参照してください。
文章の中の空欄を埋める場合もあれば、図表の空欄を埋める場合もあります。
文章の場合、本文の一部や要約の中に空欄が開けられています。一部といってもそのまま引用されるわけではなく、言い換えられたりまとめられたりしています。
記述問題
空欄補充問題と似ていますが、解答欄に文章は与えられておらず、2~3語で答えるものです。英作文を書かなければならないわけではありません。
こうした問題に対してどう対策したらいいのか、次回から見ていきましょう。
ライタープロフィール●外国語人 | |
英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点 |