八田流英会話道場:第八回
相手を褒めて深まるコミュニケーション
空手の型のように英会話をマスターしよう!
③親が子供を褒める
♠:Your mom told me that you did well on your recent math test.
お母さんに聞いたけど、最近の数学の試験の結果が良かったらしいね。
♦:Yeah, I got an A on that exam.
うん、Aの評価をもらったよ。
♠:See, you always do well when you work hard enough.
ほら、がんばったときは、いつも良い結果が出るんだ。
♦:Yeah, I worked on it for quite a few days.
確かにここ何日かは頑張ったよ。(quite a few daysはseveral daysと同じ)
♠:We know it. All you gotta do is to stay away from your video games for a few days.
分かっている。テレビゲームを2,3日我慢すれば良いだけだ。(gotta doはbe got toの口語形で、意味はhave to(~しなければならない)と同じ。stay away:遠ざける)
♦:Dad, can I get myself a new iPhone?
お父さん、僕アイフォンを買っても良いかな?
♠:Sure, keep up with your good work. We’ll make sure you get one on your birthday that’s coming up in a few weeks.
もちろんだ、ちゃんと勉強はしろよ。2,3週間後の誕生日に買って上げるから。(We’ll make sure:確約するよ)
♦:Gee, that’s encouraging! Many of my friends already have one.
それはやる気が出るね。たくさんの友達は既に持っているよ。
♠:Now, you have a clear goal to work for, right?
これで勉強の目標が明確になったな。
♦:No doubt about that.
全くその通りだね。(疑う余地がない)
【英語こぼれ話】飴と鞭
「飴と鞭」の例えはドイツに始まった語だが、アメリカでは‘人参と棒(the carrot and the stick)’という言い回しがある。馬を走らすには、前に人参をぶら下げ必要とあればムチも使うといった意味合いだ。
八田信男プロフィール
高校生のときから英語に興味を持ち、米軍キャンプに出入りをする。しかし、受験英語と実践の差に愕然とし、その後、生きた英語を学ぶために米国へ留学。シリコンバレーでビジネスマンとして活躍し、コミュニケーションスキルを磨き続ける。現在は第一線を退くも、責任のある立場を兼任。自らが体得した英語によるコミュニケーションのノウハウを広く伝えるべく、八田流英会話道場を設立する。
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構成・文/八田信男