IELTS リーディングの注意点 4

TOEFLとIELTSの違いを知って、試験に役立てよう!

前回の記事では、英語の長文を速く正確に読む練習について書きました。長文を解く正攻法は、あくまでも全文を読むことです。しかし、英語や長文が苦手で、それでも近いうちにIELTSを受けなければならないという人もいるでしょう。今回は、現時点で全文読むことが不可能な場合、できるだけスコアを稼ぐためにどんな工夫ができるかまとめてみました。

 

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IELTSのリーディングを時短でなんとかする方法1 パッセージをひとつ捨てる

IELTSのリーディングには3つの大問があります。それぞれに本文(パッセージ)がひとつ、設問が1314問付いています。一般的にはパッセージ1から3に進むにつれて、難易度も上がると言われています。英語の長文が苦手な人は、思い切ってパッセージ3を捨て、すべての時間と労力を1と2に注力するのもひとつの方法です。

 

全部解いてもたくさん間違えてしまったら意味がありません。少し解いて正答率が高い方が、確実に正解数を増やせます。ただ、捨てるパッセージは3とは限りません。長文の場合、自分がよく知っているテーマだと理解しやすいものです。パッセージ1~3の難易度の差は、大きなものではありません。

 

IELTSアカデミックでは、科学、芸術史、心理学など多様なテーマから出題されます。得意なテーマはしっかり解き、苦手なテーマは捨てるというのもひとつの選択です。

 

IELTSのリーディングを時短でなんとかする方法2 – タイトルを選ぶ問題

タイトルを選ぶには、筆者が一番言いたいことは何か理解している必要があります。選択肢の中には、本文に出てくる内容ではあるが中心的なテーマではないとか、例として挙げているにすぎないといったものも混ざっています。ですから、拾い読みではなく全体を読むのが理想です。

 

ただ、文章の最後に例を挙げる著者はいないので、最初と最後を読むことでテーマを類推できることも多いです。特に、段落ごとに見出しを選ぶ問題ではこのテクニックが有効です。全文読む時間がない場合、その段落の最初と最後に注目することで、正解が選べる場合が多いです。英語のエッセイの原則として、その段落の導入を最初に、まとめを最後に書くからです。

 

原則が常にあてはまるわけではないため、それで全問正解というわけにはいかないでしょうが、時間がないときや迷ったときには良い方法だといえるでしょう。

 

 

ライタープロフィール●外国語人

英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点
https://www.znd-language.com

 

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