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大人の学び直し英語【145】英語の名詞と冠詞6

品詞について

英語を勉強すると必ず出てくる「数えられる名詞」と「数えられない名詞」。しかし実際に英語を使ってみると、「数えられない名詞」のはずなのに不定冠詞aが付いていたり、複数になっていたりするのを見かけることになります。それはどうしてでしょうか。

 

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意味が複数ある単語の場合

ひとつの単語にもいろいろな意味があります。ですから単語によっては、数えられる意味で使われているときと、数えられない意味で使われているときで違いが出てきます。

例えばironという単語は、ある時は鉄という物質を表し、ある時はアイロンという家電を表します。「鉄」という意味では不可算名詞、「アイロン」という意味では可算名詞になります。

アイロンは1個2個と数えられますが、鉄はそのようには数えられません。

 

Iron is attracted to a magnet.
意味:鉄は磁石に引き寄せられる。

 

この場合は数えられない名詞なので、ironにはaも語末のsも付きません。

 

I need to run an iron over my shirt.
意味:私はシャツにアイロンをかける必要があります。

 

ここでは、アイロンという器具を指しているので数えられます。

 

使われる意味の違いで可算名詞にも不可算名詞にもなる単語

ほかにも、使われる意味によって可算・不可算が変わる名詞があります。
よく使うものをまとめてみました。

-glass
「ガラス」という物質では不可算、「コップ」「グラス」という意味では可算名詞。


-light
「光」は不可算、「電球」や「ランプ」は可算名詞。

 

-coffee
コーヒーの粉等は不可算だが、カフェやレストランではa cup of coffeeのことをa coffeeと言います。tea等も同じです。

 

-hair
髪という集合体は不可算だが、1本の髪の毛はa hair, 2本の髪の毛はtwo hairsとなります。

 

-chicken
鶏肉という意味では不可算、雌鶏という意味では可算名詞。
ただし、鶏肉丸ごと一羽分であれば、a chickenとります。

 

-wood
材質の意味では不可算、「森」は可算名詞。

 

-room
「余裕」、「スペース」の意味では不可算、「部屋」の意味では可算名詞です。

 

-paper
「紙」の意味では不可算、「新聞」「論文」「解答用紙」等の意味では可算名詞。

 

練習問題

空欄に不定冠詞を入れられるときは入れ、入らないときは×を書いてください。なお、文頭になる場合も小文字にしてあります。

 

1 (  ) glass is a transparent material.

 

2 He has just published (  ) paper in the journal Nature.

 

(  ) young chicken is called a chick.

 

There is (  ) hair in my soup.

 

解答・解説・和訳

1 ×
和訳:ガラスは透明な物質だ。

 

2 a
和訳:彼は「ネイチャー」誌に論文を発表したばかりだ。

 

3 A
和訳:幼いニワトリはヒヨコと呼ばれる。

 

4 a
和訳:私のスープの中に髪の毛が1本ある。

 

 

ライタープロフィール●外国語人

英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点
https://www.znd-language.com

 

 

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