IELTS スピーキングの注意点6 – Part3 – 2
TOEFLとIELTSの違いを知って、試験に役立てよう!
前回に続き、IELTS Speaking Part3について解説します。Part3は自分個人のことではなく、一般的な内容を話すということを前回の記事で書きました。今回は、どう対策したらいいのか見ていきましょう。
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母語で意見が言えなくて外国語で言えるか
IELTSは英語のテストですから、意見の内容でスコアが左右されるわけではありません。
ただ、話していることが支離滅裂な場合や、意見とその根拠が論理的に繋がっていない場合は、大幅な減点対象となるでしょう。
流ちょうであること、発音が相手に通じること、さまざまな語彙や構文をミスなく使いこなせることも大切ですが、論理的に話ができることも同じくらい大切です。
普段から考える習慣をつける
話す内容を思いつかないと、支離滅裂になりがちです。まずは、どんなことについても単なる好みではなく、自分の意見を持つよう心がけましょう。そして日本語でもいいので説得力のある理由を考えることを習慣にしましょう。
そうすれば、IELTSでも他の英語の検定試験でも、スピーキングやライティングに対応する基礎ができます。TOEFLも英検も、英語力のテストであると同時に、論理的に説明できるかということを問われているからです。
IELTS Speaking Part3 問題例と解答例
前回の記事で、Part3ではPart2の内容に関連した質問が出されると書きました。たとえば、Part2でビデオゲームが話題になったとしたら、
What are pros and cons of video games for children?
(子どもたちにとって、ビデオゲームの良い点と悪い点は何ですか)
と聞かれるかもしれません。
できれば、良い点も悪い点も挙げておきたいものです。
One of video game disadvantages is vision problem. Even for adults the blue light emitted from the screen can have long lasting adverse effects. We don’t know how harmful it could be to children in the long term.
However, video games can be also used to teach life and job skills. For example, it can be easier to learn a foreign language using video games.
和訳:
ビデオゲームの欠点のひとつは、視力の問題です。大人でさえ、スクリーンから出るブルーライトに後まで残る悪影響を受けます。子どもたちにどんな長期的影響が出るかわかりません。
しかし、ビデオゲームは生活や仕事のスキルを教えるために使うこともできます。たとえば、外国語を習うにはビデオゲームを使った方が楽かもしれません。
個人的な好き嫌いと関わりなく冷静な議論ができるよう、普段から練習しておきましょう。
ライタープロフィール●外国語人 | |
英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点 |