緑豊かな大都市ロンドンにある
憩いの場所Royal park
ARI from London
-ロンドン公園のエトセトラ-
ロンドンと言えば大都市、都会というイメージがあるかもしれません。
ロンドンには8つのRoyal parkと呼ばれる巨大な王立公園があり、その面積は合計で2000ヘクタール(東京ドーム約425個分!)にも及びます。
実際、ロンドンは緑が多いのです! ちなみにこのロイヤルパークはもともと、王室がレクリエーションで狩りを行うために所有していた土地でした。
現在のRoyal park(王立公園)はただの公園ではなく、イベントも目白押し。
たとえば、Regent's Park内にあるOpen Air Theatreでは毎年夏になると演劇が公演されます。
また、Hyde Parkでも毎年夏に野外の音楽フェスティバルが連日のように行われ、音楽好きにはたまらないイベントです。
春になるとSt James's Parkではラッパ水仙が咲き、Richmond Park内のIsabella Plantationではツツジが咲き乱れ、6月頃になるとRegent's Park内の薔薇が満開になります。
Kensington Gardensに行く度に私が訪れるのはSerpentine GalleryとSerpentine Sackler Galleryというふたつのコンテンポラリーアートのギャラリー。年中通して無料でアートに触れることができます。
「公園の中にギャラリー?」と思われるかもしれませんが、緑に囲まれた空間を利用して屋外に展示される作品や、季節限定で現れるパビリオンなど、公園の中にあるギャラリーだからこそ見られる作品たちに出会えます。
その他にも、パーク内でハーフマラソンが行われたり、チャリティーウォークが行われたり、乗馬をしている人にも遭遇します。
日照時間が長くなる夏には、太陽を求めてたくさんの人がロイヤルパークに集まり、公園内で日光浴している人、ヨガやトレーニングをしている人、ピクニックをしている人、サイクリングをしている人と楽しみ方はそれぞれ。
ロイヤルパークが賑わうのは夏だけではありません。冬になると、Hyde Parkではクリスマスマーケットと移動遊園地やアイススケートリンク等が設置され、クリスマスムードが高まります。冬のきりっとした寒さの中、公園内を歩くのはまた夏とは違った風情があります。
ロンドンは常にわくわくすることが起こっている街。ロイヤルパークはそんなロンドンの大きな魅力のひとつです。私も在英6年目になりましたが、まだまだ新しいロンドンを発見し続けています。
灰谷 あり
小学生の頃、アルファベットを習いたてで英語の「え」の字も知らないのに海外文通を始め、他の国の人達とコミュニケーションが取れることに感動を覚え、中学生の頃にUKロックにハマる。
専門学校卒業後、憧れのロンドンに1年間語学留学へ。日本帰国後は英会話や貿易の仕事に従事。2009年にロンドンへ移住し、現在はロンドンの端っこで目標にしていた仕事をしながら、新たなロンドン発見に勤しんでいます。
Grapefruit Moonというブログではロンドン生活のこと、時々ヨーロッパ旅行やイギリス国内の旅行記を綴っています。
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