世界で瞑想を始める人が続出!
彼らがマインドフルネスを始めた理由は?
今、欧米では「マインドフルネス」の流行を皮切りに、瞑想を始める人が増えているといわれています。彼らはなぜ瞑想を始めたのでしょうか? 今回は、日常生活に瞑想を取り入れている人を7人ピックアップし、彼らが瞑想を始めた理由をご紹介したいと思います。
ジャネット・ラウ(Janet Lau)
ジャネット・ラウは、ヨガ講師として活躍する女性です。彼女はマインドフルネスをヨガに取り入れ、話題となった人物でもあります。
ジャネットが瞑想する理由は、「不安や落ち着き、明るさといった気持ちの感覚を取り戻すため」のようです。瞑想というひとつのことに集中する練習をすると、強い好奇心が生まれるようにもなると言います。
また、彼女は「努力を正しい方向へ導くようにする」ことも、瞑想をする理由として挙げています。
瞑想によって培われた集中力は、日々のタスクを効果的かつ効率よく進める手助けをしてくれるそう。そして膨大なエネルギーを使う必要がなく、正しい努力で最善の道を切り開くことができると考えているようです。
エマ・セパーラ(Emma Seppala)
エマ・セパーラは、スタンフォード大学にある「思いやりと利他性研究教育センター(Center for Compassion and Altruism Research and Education、通称:CCARE)」のサイエンス・ディレクターを務める女性です。健康と幸福感を科学的に分析し、それに関連する書籍を出版するなどして活躍しています。
エマが瞑想を始めたきっかけは、2001年9月11日アメリカ・ニューヨークで起きた同時多発テロです。彼女は当時、まさにテロが起きたマンハッタンに住んでいました。しかしそのとき、テロによって「混乱した環境に対して自分は何もすることができない」ということに気付きます。
この悲劇を目の当たりにしたエマは「心を健康的に、そして幸せにするため」に瞑想を始めたそうです。瞑想を始めてからは、スタンフォード大学で瞑想に関する研究に身を捧げているのだとか。現在は、人々に健康と幸福観を与えるために、瞑想の効果を科学的に証明する日々を送っているそうですよ。
マイク・オップラン(Mike Oppland)
マイク・オップランは、ルクセンブルクで活躍するバスケットボール選手兼監督です。
マイクは「内なる自分を理解するため」に瞑想を始めたそうです。そしてそれが、「外から見た自分」と一致するかも観察しているのだとか。彼は瞑想をして1年以上経ったとき、周囲に意識が向くようになり、人生が変わったと言っています。
ジョンイ・ポラード(Jonni Pollard)
ジョンイ・ポラードは、瞑想指導者として活躍するオーストラリア出身の男性です。彼は、瞑想プログラムを提供する「1 Giant Mind(ワン・ジャイアント・マインド)」の創設者でもあります。
ジョンイは、母国オーストラリアではストレスや精神障害を患い、薬物療法を受けている人が多いことを知ります。そこで、瞑想が精神的にも身体的にもよいメリットをもたらすことができることを知り、まずは自分自身が瞑想を始めるようになったのだとか。
その後、「ストレスによる負の影響から解放されることを人々伝えるため」に、1 Giant Mindを立ち上げ、今は多くの人々に瞑想を指導する日々を送っているそうです。
アンドリュー・チャーン(Andrew Cherng)
アンドリュー・チャーンは、アメリカの中華料理チェーン店「PANDA EXPRESS(パンダ・エクスプレス)」の創立者であり、最高経営責任者でもある人物です。
アンドリューは、PANDA EXPRESSの従業員に瞑想を勧めるほど、瞑想に対して深い思い入れがあるようです。彼が瞑想を始め、従業員にも瞑想を勧める理由としては、やはり自社の従業員に「幸福を感じてもらうため」だそう。会議中、ストレスを感じているであろう従業員に瞑想をさせるために、会議を中断したという逸話もあるほどです。
トム・クローニン(Tom Cronin)
トム・クローニンは、世界中の人々に瞑想を広めるプロジェクト「The Stillness Project(スティールネス・プロジェクト)」の創立者です。
トムはもともと、株式仲買人として26年間働いていましたが、その仕事では大きなストレスを抱えていました。その「ストレスをコントロールするため」に、瞑想を始めたそうです。そして瞑想により、ストレスが減り、平和な日々を送ることができるようになったのだとか。
その後、26年の株式仲買人というキャリアを捨て、瞑想で得た経験を広めるためにThe Stillness Projectを立ち上げました。彼は瞑想を伝えることが自身のコミットであるとして、母国オーストラリアの多くのメディアに出演し、瞑想の良さを広めているそうですよ。
ダラス・ブラウン(Dallas Brown)
ダラス・ブラウンは、ウェルネスセンターである「The Chopra Center(チョプラ・センター)」においてマーケティングとデジタル・プログラミングの副社長を務める女性です。
ダラスが瞑想を始めたのは、彼女の母親の死がきっかけでした。その悲しみから逃れるため、たどり着いたのが瞑想だったのだとか。彼女は10年以上に渡って瞑想を取り入れ、今はThe Chopra Centerで瞑想も指導しているそうです。
瞑想を始める理由は、人によって様々ですね。でも共通している理由は「自分の心を理解し、豊かで幸せな人生をおくるため」ではないでしょうか。
日本ではまだ瞑想ブームは起こっていないように見えますが、近い将来、欧米に習って瞑想をする人が増えるかもしれませんね。
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