イタリア旅行の際は絶対に食べたい
おいしいイタリア料理10選
海外旅行にでかけたら現地の料理を食べよう
世界料理図鑑Vol.6 イタリア料理
海外旅行で景色や観光スポット同じくらい楽しみなのが"食"ですよね。世界には日本では見かけることのできない驚きと発見のある食で溢れています。せっかく飛行機に乗ってでかけるのなら、現地の料理を思い存分楽しんでみませんか? 世界料理図鑑は、その名のごとく世界各国の名物料理を紹介していく連載です。
海外旅行の際に「この国の名物料理って何があるんだろう」そう思った時は、ぜひこの連載を参考にしてみてください。
1.プンタレッレ(Puntarelle)
ローマ地方で秋から冬のみ食べることの出来るプンタレッレは、イタリアのレストランで見つけたら即注文するべきメニューです。 生のプンタレッレはとてもシャキシャキとした食感で水菜のような感じですがもっと肉厚です。えぐみなども無く、日本人にも食べやすい味です。 このプンタレッレにアンチョビとガーリックとオリーブオイルを絡め、食材を活かしたとことんシンプルな食べ方で楽しむのがイタリア流。 ぜひイタリアの旬の料理を試してみてください。
2.猪肉(cinghiale)
日本ではそれほど馴染みのない食材ですが、イタリアでは良く食べられています。 欧米はジビエが盛んで、イタリアもその例にもれずジビエ料理を好んで食します。 中でもおすすめなのが猪肉のパッパルデッレ。きしめん状の平たい麺(パッパルデッレ)に猪肉のミンチを絡めたジビエのパスタ料理はイタリアでしか楽しめない味です。
3.グラッタケッカ(Grattachecca)
グラッタケッカとは日本でいうかき氷のこと。 かき氷なら日本にもある! とお思いでしょうが、イタリアのかき氷はひと味違います。 日本より氷を粗めに砕いて、そこにラムなどのリキュールをチョイスしてかけることができるのです。氷の上には刻んだココナッツやフルーツを乗せてくれるお店が多く、フローズンカクテルのような感覚で楽しめます。 夏場になると道にかき氷屋さんが並びますので、見かけたらぜひ買ってかき氷を片手にイタリアの街を散策してみてください。
4.アランチーノ(Arancino)
いわゆるライスコロッケですが、ボリューム満点で大きいものになるとソフトボールくらいの大きさがあります。 中身はトマトソースやベシャメルソースに絡まったごはんが定番ですが、変わり種でイタリア人の大好きなヌテッラ(ヘーゼルナッツとチョコのスプレッド)をごはんに混ぜ込んだものもあります。日本でいうおはぎを油で揚げたものとでも言いましょうか。 甘いものと揚げ物のコンビネーション、イタリアに滞在している時はダイエットを忘れぜひご賞味ください。
5.ラッテ・マキアート(latte macchiato)
こちらは食べ物ではなく、イタリア人の大好きな朝の定番ドリンク。 カフェラテよりも牛乳を多く使っており、「Latte macchiato(染みのついた牛乳)」の名前の通り牛乳に少しエスプレッソが入ったものです。これに砂糖をたっぷり一袋以上入れて朝からエネルギーチャージをするイタリア人、彼らの元気の素はこのラッテ・マキアートから来てるのかもしれません。
6.カーチョ・エ・ペペ(Cacio e pepe)
パスタではカルボナーラやペペロンチーノ、ボロニェーゼ(ミートソース)が有名ですが、イタリアに来たら日本ではあまり馴染みのないカーチョ・エ・ぺぺを食べてみてください。 カーチョはチーズ、ペペは胡椒の意味。 ぺコリーノチーズという羊の乳で出来た塩気の強いチーズと胡椒を熱々のパスタに混ぜた一品。 とてもシンプルなパスタになっていますが、パスタにあまり具材をごちゃごちゃ混ぜないのが本場流の味付け。癖になる美味しさです。
7.ジェラート(Gelato)
日本でもイタリアのジェラートを楽しめるお店が増えましたが、やはり本場で食べるジェラートはひと味もふた味も違います。 まず、その種類の豊富さ。大体各店舗20種類くらいはあり、目移りしてしまいます。値段も日本と比べると大分お安め。2つ、3つとフレーバーを重ねたくなる気持ちになります。 そしてなんといっても無料でつけることのできるPanna(生クリーム)! あっさりとしていて甘さ控えめなので、ジェラートを注文する際はぜひ「Con panna!(生クリームも一緒に!)」と伝えてくださいね。
8.アマトリチャーナ(Amatriciana)
トマトソース系のパスタでお勧めしたいのがこのアマトリチャーナ。 グアンチャーレと呼ばれる豚頬肉の塩漬けを使い、ぺコリーノチーズ(塩気の強い羊の乳のチーズ)をたっぷりかけて頂く元気のでるパスタです。 ブカティーニという穴の空いたパスタに絡めて提供されることが多く、イタリアの伝統的な料理のひとつです。
9.カフェ・フレッド(Caffe Freddo)
カフェ・フレッドとはアイスコーヒーのこと。 イタリアにはアイスコーヒーが無いと思われている方が多いのですが、実は存在します。日本やアメリカのようなアイスコーヒーではなく、イタリア式のエスプレッソを冷やした甘いアイスコーヒーです。 日差しの強いイタリアでの一休みに最適な一品。メニューに記載されていることはあまりないので、直接ウェイターに「Caffe freddo per favore.」と言ってみてください。
10.オッソ・ブーコ(Osso buco)
イタリアを代表する煮込み料理です。 子牛のすね肉(骨付き)をじっくりとトマトとワインで煮込んだもので、周りの肉の部分は勿論、骨の髄の部分がとろけるような美味しさです。 寒い冬に特におすすめの一品です。
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