ポルトガル旅行の際は絶対に食べたい
絶品ポルトガル料理10選
海外旅行で景色や観光スポット同じくらい楽しみなのが"食"ですよね。世界には日本では見かけることのできない驚きと発見のある食で溢れています。せっかく飛行機に乗ってでかけるのなら、現地の料理を思い存分楽しんでみませんか? 世界料理図鑑は、その名のごとく世界各国の名物料理を紹介していく連載です。
海外旅行の際に「この国の名物料理って何があるんだろう」そう思った時は、ぜひこの連載を参考にしてみてください。
ヨーロッパの最西端にあるポルトガル。年間を通して温暖な気候と海や山、自然に恵まれているこの地で採れた新鮮な食材を使ったポルトガル料理を、皆さんは食べたことがありますか。
日本にはポルトガル料理のレストランがものすごく少ないのが現状です。
そもそもポルトガル料理って何が有名なの? ローカルはどんなものを食べているのか全く想像がつかないなぁ。。。
そんなあなたにぜひ読んでほしいです。
ポルトガルに実際住んでいる私が大好きなポルトガル料理を一挙ご紹介いたします。
まずは、ポルトガル料理といえばシーフード!
国の半分以上は大西洋に面しているので、ぷりっぷりの海老や蟹、身がギュッとしまった魚、新鮮なシーフードに恵まれています。そんな恩恵を利用したポルトガル料理は、私たち日本人の口に合うこと間違いなしです。
1.パシュテイシュ デ バカリャウ(Pasteis de bacalhau)
Pedro Serapio
ポルトガルの国民食・干しダラとジャガイモをたっぷり使ったコロッケです。干しダラは15~19世紀の大航海時代から保存食として親しまれていました。塩漬けし乾燥させた干しダラを水につけ柔らかくなるまで戻し、調理します。ほくほくしたジャガイモに、塩味が少し残っている干しダラがよくマッチしていてビールとの相性抜群。基本的にはカフェで買うことができますが、ダウンタウンの専門店では中にとろけるチーズが入っているものもあります。
2.バカリャウ ア ブラシュ(Bacalhau a Bras)
干しダラの卵とじ。細かくほぐした干しダラと玉ねぎ、ジャガイモの千切りを卵でとじたポルトガルの家庭料理。もちろんお店でも食べることができます。干しダラを戻しすぎず、いい塩加減で召し上がってください。
3.アローシュ デ マリシュコ (Arroz de Marisco)
海鮮リゾット。海老、蟹、アサリ、魚で炊き上げた水分多めのリゾット。素材の味が生かされていてあっさりしていて、魚介類のエキスがたっぷりご飯にしっかりしみこんでいます。お店によってはスープご飯かな、というくらい水気が多くなります。私はどちらも好きです。
4.アローシュ デ ポルボ(Arroz de Polvo)
タコのリゾット。柔らかくてジューシーなタコをたっぷり使った、ポルトガル第二の街、ポルトでよく見かける料理です。お米粒は割としっかりしているので、おかゆっぽくなりすぎておらずしっかり満腹になります。私たち日本人の口にとてもよくあいます。
次はお肉料理! ポルトガルでは、Assadoアッサード(オーブン焼き)、Lagareiroラガレイロ(オリーブオイル炒めなど)シンプルなお肉料理のほかにも実はいろいろあります!
5.ビトック(Bitoque)
目玉焼きをのせたステーキ。私たち日本人からすると、とても不思議な組み合わせですが、実によく合うのです。半熟でいい感じにとろけている黄身にステーキをディップしながら食べるのが、私のお気に入りです。お肉の焼き加減は、ステーキ専門店ではなく食堂のようなところにいくとミディアムでお願いしてもレア寄りのミディアムで出てくるお店もたまにあります。お店の方によく確認してみてください。
6.アローシュ デ パト(Arroz de pato)
鴨の炊き込みご飯。初めて食べたときは、こんなにほっこりして安心できるお米料理がヨーロッパにあるなんて! と衝撃を受けたのを覚えています。ごはんの中に埋もれている鴨を掘り起こしながら食べます。あっさりとしてどんどん食べられてしまいます。
7.カルネ デ ポルコ ア アレンテジャーナ(Carne de porco a alentejana)
豚肉とアサリ、じゃがいもを白ワインと香草をたっぷり使って炒めたアレンテージョ地方出身の料理。アサリの酒蒸しに、噛めば噛むほど肉汁が口いっぱいに広がるジューシーな豚肉を一緒に食べる1品。
8.トリパシュ(Tripas)
モツ煮込み。ポルトの郷土料理のひとつであるトリパシュ。モツとお豆が良く煮込まれていて味がしみこんでいます。またパクチーがモツの臭みを消し、全体の味を調えてくれています。小さなサイズでもオーダーできるのでひとり旅の方でもオーダーできます。ちょっと変わったB級料理もご紹介。
9.フランセズィーニャ(Francesinha)
食パンにハムやチョリソー、目玉焼きなどを挟み上からとろけるチーズを見えなくなるほどたっぷりかけてトマトベースのソースでいただきます。フランスの女の子という意味のこの料理。もとはフランス料理でした。フランスで暮らしていたポルトガル人移民がポルトガルへ持ってきたことが始まりとされています。ボリュームたっぷりなので、おなかをぺっこぺこに減らしてから食べましょう。
甘いものに目がないそこのあなた! 最後はやっぱりデザートでしょう!
実はポルトガルはスイーツ天国。
10.タルテ デ アメンドア (tarte de amendoa)
アーモンドタルト。カラメルで和えたアーモンドをカリッとするまでオーブンで焼き上げます。アーモンド香ばしさ程よい甘いがとてもおいしいです。ポルトガルはアーモンドの生産率が高く、町中でもアーモンドをよく見かけます。
ポルトガルはヨーロッパの中でも特においしい料理がたくさんあるので、外食が楽しみです。また日本人に好まれるような味付けが多いので、安心して旅行ができますよ。
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