

企業やブランドのお見事な
インスタグラムマーケティング5選
ジェネレーションYに響くSNS活用法
フェイスブックに買収されてからますます成長し続けているインスタグラム。今や、個人のみならず企業やブランドまでも積極的にインスタグラムを利用してそれぞれのマーケティングやブランディングに活かしています。最近になってようやく日本でも見かけるようになりましたが、日本よりも一早くインスタグラムの持つ影響力に気づき、戦略を打ち出してきた海外企業のインスタグラムマーケティングはいつも、ユニークでクリエイティブ。今回はMayukoが「これはすごい!」と感心した海外のインスタグラムマーケティング例5選をご紹介。
1.Burberry
ファッション業界のSNSマーケティング先駆者とも言えるBurberryは、最強のSNSチームを抱え、ここ2、3年でアイコン的存在でもあるコートを軸としたブランドの価値を再定義し、急成長したブランドです。Burberryが大切にしている洗練されたクラシックなイメージを残しつつ、現代らしい要素を盛り込んだクリエイティブなコンテンツは見ていて飽きません。このデジタル時代に一歩先を行くBurberryのSNSマーケティングからは今後も目が離せません。
2.Mansur Gavriel
私も個人的に大好きなニューヨーク発のアクセサリーブランド、Mansur Gavrielが熱狂的なファンを多く持つ理由は、徹底したブランディングにありますが、インスタグラムを見れば、それは一目瞭然。Mansur Gavrielにとってインスタグラムは、あくまでもブランドが提唱する女性像やイメージ、メッセージなどを伝える場という認識です。本当に美しいビジュアルで溢れているので必見ですよ!世界中の女性を虜にしている理由にも納得です。
3.by CHLOE.
ニューヨークで今大人気のビーガンレストラン、by CHLOEは、オープン前から大注目されており、オープン後は瞬く間に大行列のお店となりました。まだ20代のキュートな女性オーナーも人気の理由の一つですが、インスタを使った見事なマーケティングも見逃せません。飲食店のインスタは、自分の店の料理や新メニューを発信することがほとんどですが、by CHLOEのインスタは一味違います。お店に関する写真は一切なく、代わりに食に関するアート作品が投稿されており、まるでアーティストのギャラリーかのよう。お店の写真は、お店を訪れたお客さんたちが拡散してくれるということを見据えての戦略。まずは、お店にブロガーやモデルなどのインフルエンサーを呼び、結果的に瞬く間にインスタ上で拡散され、話題を呼び大成功。
4.MICHAEL KORS
アメリカを代表とするブランドのひとつといえば、Michael Korsですよね!「アメリカの学生たちがみんな持っているバッグのブランド」というイメージが非常に強かったですが、ここ数年一気にイメージチェンジをはかり、現代を生きる大人の女性に愛されるラグジュアリーブランドとして世間に認知されるようになったのは、インスタグラムをはじめとするSNSの力が背景にあります。これまでに紹介した企業やブランド同様、Michael Korsのインスタもまた、ブランドが伝えたいイメージを体現した完成度の高いビジュアルのみ投稿されています。しかもそこに登場するモデルは世界を股にかける旬なトップモデルたちばかり。
5. Marriott Hotels & Resorts
今世間を騒がせているポケモンGOの影響力を自社のブランディングに活かしたマリオットホテル。Expediaと手を組んで、今アメリカで手に入れられるすべてのポケモンを最速で手に入れた男性を招待し、各国でしか手に入らないポケモンをゲットする旅をスポンサーしたのです。その様子は、SNSで拡散され世界中で話題を呼びました。彼はもちろん最高のおもてなしを受け、無事全種類のポケモンを捕まえてニュージャージーに帰って行きました。さらにマリオットは、 Geo-fencingという技術を使ってインスタグラムの位置情報をトラックし、自分のホテルに宿泊した客へのサービス向上に役立てています。例えば、マリオットホテル内で宿泊客がプロポースしたといった内容の写真が投稿されたら、すぐにお部屋のグレードアップやシャンパンのサービスをしているんだとか。(もちろんプライバシーを守った範囲でトラックしています)
<まとめ>
海外企業・ブランドのインスタグラムマーケティング術、いかがでしたか? どれもユニークで、今後もますます目が離せません。日本もこうした例を参考に、クリエイティブなマーケティングを打ち出していってほしいですね!
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