知らなかったあなたは要注意!!
オンナを下げる!?海外のトイレマナー
“日本の常識は世界の非常識”なんて言いますが、誤ったマナーは、その人の知性や品格の評価につながるので要注意です。特に女性の誤ったマナーは、“イイ女度”を劇的に下げてしまいます! そこで今回は、日本人が陥りやすい欧米でのトイレマナーの落とし穴と、知っておくとオンナ度が上がる英語表現をピックアップして、シーン別にご紹介します。
◎トイレを借りたい
トイレを借りたい時に、日本人がやりがちな間違いが「May I use your toilet? 」。日本語を直訳して「トイレをお借りしてもよろしいでしょうか?」と言ったつもりが、まさかの「便器を使ってもいいですか?」と聞こえています。英語では、トイレは「restroom」もしくは「ladies’ room」が正解。あまり一般的ではありませんが、英国では「water closet」や「powder room」と呼ぶご婦人もいるようです。ちなみに、友人の家でバスとトイレが一緒の場合などは「Where is your bathroom?」(バスルームはどちらですか?)と聞くと良いでしょう。
ちなみに、クラブなどで手洗い後にペーパータオルを渡してくれる人がいる場合は「Thank you for your help.」(手伝ってくれてありがとう)と言ってチップを渡しましょう。断る時は「I’m fine. I can do it by myself. Thank you though. 」(自分でできるので大丈夫です。でも、ありがとう)と伝えるとスマートです。
◎人が入っているかを確認したい
日本では個室に人が入っているかどうかを確認する意味でトイレのドアをノックしますが、欧米ではマナー違反。「早く出てきてー!!」という、よほどの緊急事態と認識されてしまいます。アメリカの空港や公共のトイレなどはドア下から足が見えるので、いつになっても開かない時は、人影を確認してみてください。ノックをするのは、それでも中に人がいるか分からないという時の最終手段です。逆に、自分が入っている時にノックをされたら「I’ll be right out.」(すぐ出ます)もしくは「Just a minute, Please.」(ちょっと待ってくださいね)と答えましょう。
◎生理用品を調達したい
デリケートな女性のカラダ。環境の変化によって、旅行先で突然生理が始まってしまった……なんてことも珍しくありません。日本であれば、薬局でスタッフに「ナプキンどこですか?」と聞きがちですが、欧米では「sanitary napkins」(ナプキン)をあからさまに口にするのはNGです。こんな時は「Do you have feminine hygiene products?」(生理用品はありますか?)と尋ねましょう。「feminine hygiene products」は直訳すると「婦人用衛生用品」。これなら、相手が男性の店員でも抵抗なく答えてくれるはずです。ちなみに、生理そのもののことは「period」、生理痛は「camp」と言います。
いかがでしたか? 英語力以上に、女性同士は言動を見られているもの。海外のトイレマナーを心得て、どの国でも品格ある振る舞いをしたいものですね。
構成・文/齋藤悦子(編集部)
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