

住めば慣れる?
スペインの進まない役所の手続き
秋のスペイン特集
「お役所仕事」というと、時間がかかる、たらい回し等、非効率的な仕事ぶりをさしますよね。日本の役所の仕事も以前はこの「お役所仕事」でしたが、今では少なくなってきているのではないでしょうか。ところが、スペインの役所では依然「お役所仕事」、いえいえ、「超お役所仕事」が当たり前なのです。
何らかの手続きをする為に書類を持って役所の窓口に行っても、係員により必要書類の種類が足りずに後日また行かなければならない事もあります。
そして、言われた不足分書類を持って行った所、係員が違えば不要、つまり、最初の書類だけで大丈夫だったという様な事も。
そして厄介なのが、ほとんどの手続きに予約が必要な事です。
予約を取り出向いた所、書類が足りないと言われ、後日また予約を取って行くと、最初の書類で不足はなかったと言われる。
がっかりするやら頭に来るやら…。
こんな事はしょっちゅうなので、数年も住んでいると慣れてきますが、慣れないうちのストレスは相当なものです。
そして今、一番の問題が、その予約がかなりとりづらいのです。
スペインに住む際は居住許可を申請する必要があり、期限が来ると更新が必要です。
スペイン政府は2005年に移民の居住許可を大量に許可しました。
その人達の居住許可の更新が5年毎なので、2015年は2度目の更新です。
そのため、常に予約がいっぱいの状態でお役所はパンク状態。
学生ビザで滞在する場合は毎年居住許可を更新する必要があります。
そのため、今年は学生達は大パニックです。
2020年にはシステムが改善されている事を望むばかりです。
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