LCCなどのローコストキャリアと呼ばれる格安航空会社が出現して、渡航費は過去に比べて驚くほど安くなったよね。テクノロジーの進歩により、場所を選ばず、ラップトップ1枚で仕事ができるデジタルノマドと呼ばれる人々が出現して、人類はひとつの場所に縛られる時代に終わりを告げようとしているように感じるわ。今後この流れは、テクノロジーやグローバリゼーションの加速と正比例して、人類が今までにない大移動の時代を迎えるのではないかと予測されているの。そんな新しい時代を賢く生きるために、海外移住に必要な知識を、実際にその国に暮らす人々に聞いてみたの。国ごとに順次に紹介していくから、あなたに合ったデスティネーションを見つけてみてね。
日本からのアクセス
イタリアへの空からの入国としては直行便と経由便があります。現時点での直行便はイタリアの航空会社アリタリア航空のみです。所要時間は約12時間。成田〜ミラノ(マルペンサ空港)、成 田~ローマ(レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港)の2路線を運行しています。他国を経由してイタリアに入国する場合、利用可能な空港はイタリア各地にあります。渡航目的によって選ぶと良いでしょう。
気候
イタリアは南北に細長く、四季がはっきりしています。地中海気候に属しており温暖で日本の気 候とよく似ています。ただし地域によっては朝夕の気温差が大きいので注意が必要です。シチリア島は南に位置しますが雪が降ることもありますし、また北のリグーリア(チンクエ・テェッラ:世界遺産で有名)では11月でも晴天時には海水浴ができることもあります。近年は四季を通じて雨が多いです。
言語
イタリア語が公用語です。一部北の地域では隣接する国との関係で2ヵ国語話されている場所もあります。
(例)ピエモンテ州ヴァッレ・ダオスタ州はイタリア語とフランス語
トレンティーノ・アルト・アディジェ州はイタリア語とドイツ語
各地方によって方言があります。イタリア人同士はお互い話しただけで相手がどこの出身かほぼ推測がつくと言います。
通貨
EU単一通過ユーロです。
紙幣 : 500€、200€、100€、50€、20€
硬貨 : 2€、1€、50¢ 、20¢、10¢、5¢、2¢、1¢
大きな額のお金は持ち歩くのは危険なので、100ユーロ以上の買い物はクレジットカードで支払った方が無難です。極端ですが10ユーロでも嫌な顔をされずクレジットカード払いができます。現金で支払いする場合、イタリアでは「お釣り」がいい加減です。これは間違えている時もあれば、また適当に端数を切り捨てたり、足したり、と日本ではあり得ない事なので驚きます。特にスーパーマー ケットでよく見かけます。
治安
イタリアは凶悪な犯罪が少ない国です。しかし軽犯罪については治安が良いとは言えません。近年不法滞在者ならびに移民の急増、またイタリア経済の停滞などの理由によりスリ、ひったくり等の犯罪が急増しています。特にミラノやローマの中央駅を含めた周辺は十分な注意が必要です。手 口も年々巧妙になってきていますのであらかじめ在イタリア日本大使館などから情報を得ることをおすすめします。 また夜のひとり歩きですが、やはり路地裏、また人通りの少ない小道などは通らない方が無難でしょう。
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