旅フォトジャーナリストが教える
「暮らすような旅」で得られること(前)
ただ楽しむだけの旅。それってもったいなくない?
現在旅フォトジャーナリストとして常に世界を飛び回っている私。でも、この職業に就く前からずっとそんなの思いが胸にあった。
“だって旅って安くはない。せっかく行くなら、もっと人生がパワーアップする何かを持ち帰りたい。”
そこで学生時代に実践していたのは、1ヵ月に1ヵ国ずつ、好きな国に住むということ。
長期休みが来るたびに、普段節約を頑張って貯めたお金で、1ヵ月NY、Paris、Hawaii… と、お気に入りの都市に部屋を借りて暮らしてみた。
そこで私は、ホテルに宿泊してガイドブックに載っている観光スポットへ行くだけの「旅行」では得られない、たくさんの経験と人生の宝物を手にすることができた。
世界中に友達ができる
1ヵ月の暮らすような旅では、いつもAirbnbやMixBなどの掲示板で部屋を探し、現地の人の家の一室を借りて滞在していた。
そうすると、家のオーナーさんや、シェアメイトと自然に仲良くなる。Parisの家のオーナーさんとは、滞在中一緒にオランダ旅行まで行く仲になった。
そうやって、今では世界中に「お帰り」って言ってくれる第2のファミリーやフレンズがたくさんいる。
ロコの生活を体験できる
現地に住む友達がひとりでもできれば、ガイドブックには載っていない穴場なスポットに連れていってもらえる。
友達を紹介してもらいみんなで遊んだりと更に輪が広がり、ローカルのごく普通の日常生活や遊び方も体験することができた。
リーズナブルにお洒落な旅ができる
暮らすような旅では、旅行ではなく「住む」という感覚。Parisでは、1日3,000円程の素敵なアパルトマンの一室を借り、スーパーに行って食材を買い、キッチンでその国の料理を作ったり、洗濯したりして過ごした。
ホテルのように素敵なお部屋でも安く借りられる上に自炊もできるので、大幅に宿泊費と食事代が浮く。
その分をちょっと素敵なレストランやホテルのバーに使ったり。次の旅の資金にしたっていい。
今の時代、知恵と少しの工夫で、お洒落さを重視してもリーズナブルに旅ができる。
Instagram @xxxkanaaaa
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