

物に囲まれた生活はもうやめよう
2017年はミニマリストになってみる?
Less is moreって聞いたことあるかしら? この言葉は、「より少ないことは、より豊かなこと」という意味で、物質主義の世の中を真っ向から否定しているよ。この禅のような考え方をとり入れて生活するミニマリストが最近は増えているとか……。
ミニマリストって何?
ミニマリストとは、日常生活の持ち物を最小限に減らし、本当に必要なものだけを使って意図的に生きようとする人のこと。現代社会は、車、マイホーム、ブランドのバッグなど可能な限り多くの物を所有するのが幸福と誤認識し、メディアの影響で「幸福というのは高級百貨店で買える」とさえ思いこんでるわ。ミニマリストになれば、消費する情熱から解放され、魂から幸福を求めることができるの。
ミニマリストになるメリット
1、自由になれる:物が少ないので、思い立ったら国内・海外どこにでもフレキシブルに移動することができる
2、ストレスフリー:部屋に物が少なければ、探し物でイライラすることや、片付かない部屋でイライラすることがなくなる
3、貯金できる:消費に幸せを求めないため、無駄なものを買うことが減ってずっと使えるものを選ぶようになるから、貯金も可能
4、生産性がアップする:掃除や洗濯の時間が短くなったり、毎日着る服のことで悩まなくなったり、欲しい物について考えなくなるので、自分が本当にやりたい仕事や趣味に時間が費やせて、生産力がアップ
5、幸せになれる:物を持たないようになると、物質的にも内面的にもスペースが増えて呼吸が深くなり、自分の内面にクローズできるから自分を幸せにしてあげられる
6、家族との時間が増える:テレビを見ないようになり、夕食では家族との会話が増えて理想的な関係になれる
ミニマリストになって得したこと(ミニマリストたちの実体験)
不眠症、うつっぽくなりがちなどメンタルな不調を抱えやすかったAさん。ミニマリストを実践するようになり、周囲の「もっと多くの」という考え方から解放することで、不必要な見栄などの装飾なしに、多くの人生を楽しめるようになり、もともとあった積極的な気質が発揮されるようになったそう。洋服も本質的なワードローブを厳選するようになり、センスが良いって褒められることが増えたんですって。さらに、ミニマリストをしている自分が、アイデンティティー=アイコンとなり、興味を持って生活について聞いてくれる人もいて、自分に自信が持てるようにもなったとか。
欧米で有名なミニマリストとそのプロフィール
欧米で今有名なミリマリストは、ジョシュア・ベッカー氏。大ヒットした本『The More of Less(より少ない生き方)』の著者で、現在はミニマリストのハウツーに関するブログBecoming Minimalistを運営しているよ。自身の人生や家族との関係を悪化させていたのが自身のコレクター気質にあることに気づき、2008年にミニマリストになることを決意。意図的に少ない財産での生活を決行した生活のなかで、豊かな人生というのは物がより少ないことで達成しうることに気づいて現在に至るよ。彼の本は、amazonで現在400件以上の高評価レビューを維持し、世界中に消費主義からの脱却を促しているの。
ミニマリスト映画『365日のシンプルライフ』の紹介
ミニマリストをこれから目指す人にぜひ見て欲しいのが、『365日のシンプルライフ』という2014年公開のフィンランド映画。彼女にフラれた主人公が、物に溢れ返った自分の部屋にうんざりして、幸せを得るために持ち物をリセットする実験を通して「自分にいま何が必要なのか」を探していくストーリーよ。フィンランドではこの映画を観た若者たちは、シンプルライフに憧れるようになり、しばらく物を買うのに躊躇するようになったんだって。
ミニマリストを実践したくなったかしら? 人よりも良い物を持ってることで幸福を測るのをやめて、よりシンプルに生きてみたいね。
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