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BRIDGETと友人達のLetterを管理するDear B,のEditor達。彼女達の目標は、多くの女の子をBRIDGETのように世界に飛び立たせること。
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WORLD
2017.02.09

アメリカファーストの暴走が止まらない!

ドナルド・トランプの政策をおさらい

トランプが大統領に就任してから、アメリカのみならず世界中でトランプの言動に注目が集まっているよね。トランプが恐ろしいのは、口で言うだけでなく、実際に行動に移してしまうこと。オバマ政権が積み上げてきたものを簡単にひっくり返すような暴走はまだまだ続くのか!?

 

イスラム教国や難民の入国を阻止

 

トランプは、イスラム教徒が多数のイラク、イラン、シリア、リビア、イエメン、ソマリア、スーダンの7ヵ国からの移民とビザ保有者の入国を今年4月下旬まで阻止。その結果、国外にでていた何百人もの人々が空港に拘束され、なかには本当に追放される人もいたの。このほか、シリア難民認定プログラムを無期限に停止したわ。

 

メキシコとの国境に壁を建設

 

トランプは国土安全保障省に、アメリカとメキシコの国境に壁を建設するよう指示。このほか、国境を越えた不法移民に関してはアメリカ国内に留めるという既存のルールを変更し、全員拘留せずに追放することを要求しているよ。メキシコとの壁については、資金が必要で議会の承認が得られていないため、時期は未定。

 

中絶廃止に関する“グローバル・ギャグ・ルール”を復活

 

グローバル・ギャグ・ルールは、中絶を促す活動をするNGOに対しては補助金を渡さないという世界的な政策で、民主党時代には適用されていなかったの。しかし、トランプは共和党保守派やキリスト教右派の意向を組んで124日、適用となったよ。中絶廃止になってしまうと、性の知識や避妊器具などのない発展途上国などでは困ってしまうため、問題になっているよ。

 

 

TPPを撤回

 

TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)は、協定国の間で関税をなくして自由貿易をしていくことを目的とするもの。これまでオバマ元大統領が推し進めてきたわけだけど、アメリカに利益がないとトランプが判断し、簡単にひっくり返されてしまったわ。これに関しては、日本も翻弄されているよ。

 

オバマケアの撤廃

 

 

オバマケアは国民皆保険のないアメリカで、貧しい人にも医療を受けやすいようにと医療保険制度改革を行ってきたオバマ元大統領の政策なんだけど、トランプはこのオバマケアを撤廃の意向だよ。ただ、共和党議員は存続を望む声が多いため、現在は保留中。トランプの考えとしては、「保険に入りたくない人は入らなくてもいい」という意向で、国がケアしなくても保険会社が自由競争してくれというスタンスなの。

 

ニール・ゴーサッチを最高裁判事に指名

 

最高裁判事といえば、国の法律をはじめルールを取り締まる最後の砦。トランプがこの役職に選んだのはニール・ゴーサッチで、彼は中絶、同性愛、マイノリティーの権利に反対していることで有名な人なの。このような人事になったことで、せっかくこれまでマイノリティーが認知されてきたアメリカ社会で、ふりだしに戻ってしまった感があるわ。

 

 

トランプは“MAKE AMERICA GREAT AGAIN”と言いながら、鎖国的な保守的なアメリカを目指していることがよくわかるよね。中絶も反対しているということは、女性にとって多様的な生き方が制限されてしまうおそれがあるわ……。これからも、トランプの一挙一動に目が離せなさそうね。

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