トランプが大統領になったら
ビザはどれくらい厳しくなる?
「偉大なアメリカを再び!」を提唱する移民反対派のトランプが大統領になったのを受け、アメリカ国民の雇用を保護するためにビザが厳しくなることが予想されているわ。
(併せて読む→アメリカファーストの暴走が止まらない!ドナルド・トランプの政策をおさらい)
H-1ビザやF-1ビザの縮小
アメリカでのビザの種類として保有数が多いものに、
①グリーンカードを保有していないがアメリカ国内での就労が許されるH-1B(特殊技能職)ビザ、
②アメリカ国内で勉強する留学生が保有できるF-1ビザ
があるけど、白人失業者などの支持を勝ち取ったトランプ政権では、H-1Bプログラムの制限やOPT(Optinal Practical Training:F-1ビザ所有者が卒業後に勉強内容との関連職種で実地研修を行うプログラム)をなくしていく方向に進む可能性があるの。外国人でも優秀な人は確保しておきたいんじゃない?って思うけど、トランプは選挙中にディズニーワールドで働いていたアメリカ人労働者がH-1Bビザ保有者に仕事を奪われた訴えを聞き、考えが変わったそうよ。
J-1ビザの廃止
ビザ取得で最もハードルの低いJ-1ビザ(最長1年半の短期間ビザで、主に研究留学などの交換留学生を対象とする)に関しても、トランプはこのビザを廃止していきたいと言っているわ。J-1ビザの保有者が短期間だけ安い賃金で働くせいで、勤勉なアメリカ人の仕事が奪われるというのが理由なんだそう。
グリーンカードはさらに厳しくなる!?
トランプの発言から、グリーンカードビザ(永住権)の申請に関しては、アメリカ人失業者がいる限りは移民調整の影響でさらに発行が難しくなると予想されるわ。
将来、アメリカ人雇用を優先しないと法律違反に!?
トランプが大統領になったということは、彼が法律を変えられるということ。企業や大学に対してアメリカ人を優先するよう義務づけ、ビザ労働者を雇った企業は法律違反として起訴する方向に進む可能性がなきにしもあらずね。上記はいずれも選挙中の発言なのでトランプが今後どのような政策をとっていくのかは正確ではないけど、アメリカで暮らしたい/働きたい夢がある子は、今後の動向を注視しておこう。
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