長時間労働なのに生産性が低いのはなぜ?
ここが変だよ日本のワーキングカルチャー
外国と比べると真面目で勤勉なイメージのある我が国日本。外国人はわたしたち日本人の仕事ぶりをどう思っているんだろう?
1、日本人のビジネスマンにどんなイメージがある?
やはり外国人にとって印象的なのが首都圏の満員電車。先進国なのに、駅の係員に電車に押し込まれている姿をみるとカルチャーショックを起こすそうよ。彼らからしてみれば、日本のビジネスマンは働き者だけど、無表情のゾンビのように見えるんだって。
2、日本のおかしなワーキングカルチャー5選
過剰な長時間労働
長時間働くことが善とされる日本の会社。出勤時刻も15分前行動が暗黙のルールよね。外国では、「残業=仕事ができないヤツ」のイメージがあり、印象も良くないの。「過労死」という言葉も日本独特なのよ。
おじぎのパターンが沢山ある
日本の会社では、会釈(15度頭を下げる)、敬礼(30度頭を下げる)、最敬礼(45度頭を下げる)などビジネスの場ではTPOによって、おじぎを使い分けないといけないよね。外国人にとっては、これらの違いが到底理解できないみたい。
ランチの時間が昼寝の時間に!?
外国ではランチの時間は同僚とのコミュニケーションや息抜きの時間。日本のサラリーマンがお弁当を食べ終わったあとに、デスクに突っ伏して寝て、過労による疲れをとる時間にしていることに驚くんだとか。
ルーチンで行う社内朝礼や社歌の存在
毎朝社員全員が立って朝礼を行い、場合によっては社歌を歌わせられる光景に外国人はビビっちゃうの。外国では基本的に仕事も個人プレイなところがあるため、集団を重んじるこのような日本の習慣はきっと謎よね。
名刺を配りまくる
ネットの時代になっても、いまだに日本に残る名刺文化。外国人の間ではビジネスの場で初めて会った時にはまず会話からはじまり、別れる直前にメールアドレスやGoogle+のアカウントを教えるやり方が主流。しかも、名刺を雑に扱っちゃいけないというルールは外国人にとって理解不能。
3、長時間労働のわりにはGDPが低い理由
GDPが低いということは、生産性が低いということ。長時間労働なのに日本は生産性が低い理由は、無意味な会議、慣習、接待など無駄な時間が多くて、本来の仕事をするにも過労で疲れてしまっているから。週末も疲れてしまって、お金を使わなくなっているため、経済的には悪循環になってるよね。
4、日本人独特の主張しない空気を読むカルチャー
外国では「自分の意見を主張しないと頭が悪い人」と思われてしまうため、空気を読むという風潮が、そもそも理解できないわ。それに、皆が空気を読んで同じ意見に倣ったら、ビジネスの発展にもつながらないよね。しかも、「空気を読んで残業」とか、「空気を読んで行きたくもない飲み会に参加する」とか、現代の日本の空気を読むカルチャーは生産性に悪影響を及ぼしていることは間違いないわ。
5、日本人も本心では仕事が嫌い?
日本人は勤勉だけど、自分の夢を叶えた人以外は、生活していくために仕方なく仕事をしている人が多い印象だけど、みんなはどう? 日本では中途採用の転職もマイナスに捉えられ、仕事をしていない期間があるとうるさく言う人が多いため、やりたくない仕事を続けている人がほとんどじゃないかしら。
外国人からみると、日本のビジネスシーンは改善策がきっとたくさんあるのよね。ただ、日本でも若手のベンチャー企業とかは効率重視の新しい働き方を沢山提案しているから、これまでの習慣は駆逐されていくかもね。これからが楽しみ。
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