米企業の5人にひとりはストレス障害?
欧米式ストレスマネージメント法
みんな、ストレスマネージメントはしてる? 米国保健福祉省(WHO)によると、アメリカの成人の5人にひとりがメンタルヘルスの問題を抱えているという調査結果があるの。
ストレスマネージメントとは?
ストレスマネージメントとは、その名の通り、自らにふりかかったストレスをこれ以上ひどくならないように管理すること。仕事をするうえでストレスがあると職場全体に大きな影響をもたらし、米国企業だけでも、年間3,000億ドルの損失とも言われているわ。特にパソコンの画面に集中して運動不足になりがちなIT系の職場では、メンタル不調に陥らないためにも、ストレスマネージメントする会社が増えているのよ。
ストレスマネージメントをしている企業とその例
アプリ開発会社のAppsterの例:
“weekly vent report”というオンラインボードを設け、匿名で不満や心配事を書き込みできる仕組みを作ったの。腹に文句をためてるとストレスがたまる一方だから、吐き出せる場を作るというのはナイスなアイディアね。
Googleの例:
マインドフルネスをベースにしたストレスマネージメント“Meditation 101”などを学べるクラスを従業員に解放しているわ。このほか、gPauseというオンラインコミュニティーで瞑想を実践するサポートもしているんだよ。
ストレスマネージメントをする利点
社員の生産性が高くなる
社員にストレスが多ければ、メンタルも不調になり、持っている能力を生かしきれず、生産性が低下するよね。きちんとストレスマネージメントをすれば、仕事に集中して取り組むことができるようになるよ。
病気にかかりにくくなり、健康になる
慢性的なストレスは交感神経を刺激して、心臓の鼓動を速くし、血圧、消化不良、免疫系に至るまでボロボロにするわ。睡眠不足も重なってストレスマネージメントをせずにいると、最終的には身体が動けなくなってしまうことも…。その日にかかったストレスはその日に対処すれば、健康を維持できるよ。
メンタルヘルスに特化したアプリLanternが人気
ストレスマネージメントコーチのアプリで、質問に答えれば自分のストレス度を判定してくれて、その日の自分に合った運動をコーチしてくれる優れモノ。深呼吸やガチガチに緊張した筋肉をゆるめる体操などメンタルを快適にするためのオンラインプログラムが搭載されているんだ。ストレスが溜まっている子は、こういうアプリを使うのも手よ。
ストレスが多い日本人が取り入れられるのは?
コーヒーをデカフェにする
疲れるとコーヒーを飲みたくなるけど、カフェインは交感神経を刺激して、余計にストレスがたまってしまうことが最近わかっているんだ。コーヒーの代わりに、デカフェやリラックス系のハーブティーを飲んでほっこりしよう。
毎朝、ヨガをする
頭脳労働をしたぶんは、同じように体を動かしてバランスをとらないと、不調になってしまうよ。激しい運動をすると余計に疲労がたまるから、ヨガをするのがオススメ。日本の会社でもフリーのヨガの先生を会社に呼んでレッスンをしているところもあるんだよ。
日記を書く
自分のいまの本当の気持ちに向き合わないと、潜在意識に積りにつもっていつか爆発してしまうことがあるんだ。SNSで表面的なことを書いていると、本当の自分がみえなくなるから、心のバランスをとるために自分だけの日記をつけよう。
ストレスマネージメントの基本として、過度に集中しすぎず、心と体のバランスが偏らないようにすることが大事。ストレスがたまっていると気づいたらすでに遅い場合も多いから、普段から体にとりいれる食事を刺激の少ないものにする、体を動かす、内面を見つめるってことを生活に取り入れてみてね。
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