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2017.07.17

ドイツ旅行の際は絶対に食べたい

じゃがいもだけじゃないドイツ料理10選

海外旅行にでかけたら現地の料理を食べよう

世界料理図鑑Vol.3 ドイツ料理

 

海外旅行で景色や観光スポット同じくらい楽しみなのが"食"ですよね。世界には日本では見かけることのできない驚きと発見のある食で溢れています。せっかく飛行機に乗ってでかけるのなら、現地の料理を思い存分楽しんでみませんか? 世界料理図鑑は、その名のごとく世界各国の名物料理を紹介していく連載です。

海外旅行の際に「この国の名物料理って何があるんだろう」そう思った時は、ぜひこの連載を参考にしてみてください。

 

 

ブラートブルストBratwurst

ドイツでは、焼きソーセージ「ブラートブルスト」がスナックとして気軽に食されており、観光地やおまつりでも必ず屋台が出ています。ソーセージそのままよりも写真のようにパンに挟まれて出てくることが多く、ここにお好みでケチャップやマスタードをつけてかぶりつきます。

屋台の焼きソーセージはこの他、一口サイズに切ったものにグレービーソースがかかったものもあります。ベルリン名物で、ブラートブルストにトマトソースをかけてカレー粉をふった「カリー・ブルスト」という料理もあります。

また、ソーセージだけでなくこのパンが、世界中のどのパンとも違うカリッ、ふわっの食感でおいしいです。ドイツはパンがたいへんおいしい国でもあります。

 

 

シュパーゲル Spargel

「シュパーゲル」は白アスパラガスのことで、ドイツ人が毎年春に心待ちにしている、旬を味わえる大切な野菜料理です。

外側の皮を薄く向き、長いまま柔らかく茹で上げられたものがそのままお皿に載ります。茹でたじゃがいもも添えられます。合わせるソースにはさまざまな種類があり各家庭やレストランによって異なりますが、バターと卵黄で作る「オランデーズソース」がまずは一般的のようです。

柔らかく甘いホワイトアスパラガスに、濃厚なソースがとてもよく合います。

 

 

ケーニヒスベルガークロプセ Königsberger Klopse

「ケーニヒスベルグ」は東プロイセンの中心であった都市の名前です(旧ドイツ東部、現在はロシア領カリーニングラード)。その街の名前を冠しながら、その後の事実上の首都となったベルリンの名物として伝わっているこの料理。

「クロプセ」は肉団子のことで、この料理では生地にアンチョビ(サーディンの場合もあり。要はイワシです。)が練り込まれていることが特徴です。茹でた肉団子を、ケイパーとレモン汁が入ったホワイトソースで軽く煮込んでいます。

アンチョビの塩味が効いたふわっと柔らかいミートボール、必ず添えられる茹でたじゃがいもも重要な脇役で、酸味のあるレモンの香りのホワイトソースが意外でおいしい。満足感を得られる一品です。

 

 

グラーシュズッペ Gulaschsuppe

もともとはハンガリーの料理ですが、近隣のドイツやオートストリアなどでも独自に人気となり、各地でその地の名物料理として発展しているのがこの煮込み料理「グラーシュズッペ」です。

牛肉とパプリカが使われるのがまずは特徴で、作る人によってじゃがいもや人参が入ったり、パプリカも乾燥粉末ではなく生の赤いパプリカを使ったりすることもあります。

写真のようにスープとして食するほか、煮込み料理として出される場合は、茹でたじゃがいもやクヌーデル、シュペツレ(南ドイツのパスタの一種)が添えられます。

ドイツの「おふくろの味」のひとつでもあり、ほっとするやさしい味の料理です。

 

 

ブラートカトッフェル Bratkartoffeln

Oliver Hallmann

「カトッフェル」はドイツ語でじゃがいものことです。日本で定着している「ジャーマンポテト」の原型はこの料理のようです。ただし作り方は全く異なります。

「ブラートカトッフェル」のじゃがいもは、皮付きのまま丸ごと柔らかくなるまで茹でたあと、しっかり冷めるまで待つことが特徴であり重要ポイントです。

スライスしたじゃがいもは、バターを惜しげなくたっぷり使ってフライパンで丁寧に炒めます。ベーコンかソーセージの輪切りと玉ねぎを後半に加えてこんがり焼きつけたあと全体と混ぜます。

「ドイツのじゃがいも料理は本当においしい」、と感激してしまう一品です。

 

 

カトッフェルサラタ Kartoffelsalat

ソーセージをはじめとした肉料理の付け合わせとしてよくついてくるのがこの料理、要はポテトサラダです。

さまざまな作り方がありますが最もシンプルなものは、茹でたじゃがいもをコンソメスープ、たまねぎ、ビネガー、マスタードとともに和えたものです。このスタイルの「カトッフェルサラタ」は、ミュンヘンのビアホールやドイツ料理のお店で味わうことができます。

他には、具にソーセージやゆで卵などが加わり、サワークリームやマヨネーズで味付けしたものも一般的です。

いずれも「脇役とはもったいない、これだけをお腹いっぱい食べたい」と思えるようなおいしいサラタです。

 

 

フェーダヴァイサー Federweisser

秋のワインの仕込みの時期の限定品、ドイツの人々が毎年楽しみにしている、ワイン用に絞ったばかりのブドウのジュースが発酵しかけた状態の飲み物です。

濁りがあり、味わいはさわやかなブドウのようなりんごのような微炭酸ジュースといったところ。口当たりがよくいくらでも飲めますが、アルコール度数は約10%(ものによって異なります)。

炭酸飲料は放置すると炭酸が弱くなっていくのが普通ですが、「フェーダヴァイサー」は発酵が進行中のため、開けて翌日には炭酸が強くなっているという不思議な飲み物でした。

あまりにも不思議でおいしいので、日本にお土産にしたいと思ったのですが、すぐ消費されることしか考えられておらず、どんどん炭酸が強くなることからも、長時間輸送に耐えられる仕様の瓶詰め製品は存在しないそうです。無理に蓋を閉めて持ち運ぶと、容器が爆発するのだそうです。このため、現地に行った人だけが味わえる、季節限定の特別な飲み物ということになります。

 

 

フラムクーヘン Fammkuchen

見た目はピザに似ていますが、サワークリームがベースでトマトソースは使いません。ピザとは全く異なる味わいです。

日本では「タルト・フランベ」とのフランスの名前がより知られています。両者はドイツとフランスの国境を挟んだ地域が発祥の同じ料理です。

トッピングの具はシンプルで、ベーコンと玉ねぎのみにナツメグたっぷりや、刻んだ青ネギのみの場合もあります。シンプルだからこそ生地の香ばしさ、トッピングとソースの組み合わせのバランスの良さなどが引き立ちます。

1枚、1スライスはかなり大きいのですが、薄くてあっさりしているので簡単に食べきれます。

 

 

プレッツェル Brezel

ビールの国ドイツ。観光中にちょっと休憩、とカフェでビールを注文すると、大きなグラスで500mlの目盛りぴったりに注がれたビールが運ばれてきます。そのドイツビールを楽しむときに欠かせないのがこの「プレッツェル」です。

ミュンヘンのビアホールのテーブルには、すでにプレッツェルが置かれています。このようなところでは食べた分だけ支払います。

パン生地をオーブンで焼く前に「ラウゲン」という薬品入りの熱湯に数十秒間つけることが特徴で、独特の色となんとも言えない風味、もちもちした食感が生まれます。

特に焼きたては格別で、表面がパリッと香ばしく、太い部分の内側はふんわりと柔らかく、細い部分もまた異なる食感と風味、とさまざまに味わえます。

 

 

フラウメンクーヘン Pflaumenkuchen

初夏から出回るプラムをたっぷり使ったケーキで、ドイツ人が楽しみにしている旬の味覚のひとつです。

スポンジ生地に生の果物を豪快にのせて焼く、というスタイルのケーキは家庭でもよく作られており、果物の種類が豊富なドイツではケーキの種類も豊富です。

食事の延長で日常的に甘いものが身近でよく食べるドイツでは、パン屋さんやスーパーでもこの手のケーキがたくさん売られています。

日本人にとっては甘すぎると感じるケーキも外国には多い中、「フラウメンクーヘン」生のプラムならではの酸味がほどよく効いたおいしいケーキです。

 

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