40℃を超える猛暑をしのぐ
スペイン流5つのヒント
日本の夏も近年随分暑くなりましたよね。スペインの夏も40℃を越える所が続出です。特に南のアンダルシア地方では、もう四捨五入すると50℃になってしまうほどの暑さ。暑さと書くより、熱さと書いた方が正しいのではと思ってしまいます。
さて、スペイン人がそんな猛暑をどの様にしのいでいるのか、不思議になりませんか?
これからスペイン流の猛暑をしのぐ5つのヒントをお教えしましょう。
1.外に出ない
とにかく、日差しのきつい時間帯は外に出ないようにします。特に紫外線が多くなる午前11時から午後5時まではなるべく外出を避けましょう。猛暑日はいくら有名な観光名所でも昼間は人が激減します。
2.水分を補給する
子供やお年よりは特に、水分をよく補給する様にと、メディアを通して毎年キャンペーンが行われるほどです。熱中症を防ぐ為には、水よりスポーツドリンクの方が体には良いそうですね。そしてお水を飲むならできれば常温のものを。
3.木陰に入る
スペインの暑さは日本の熱さに比べると湿気が少なく、その反面、太陽光線が非常にきつく肌に痛いほどです。太陽がカンカン照りの日などは木陰に入るだけで随分涼しく感じます。
4.軽装
砂漠の国では、暑いのにも拘わらず長袖で体を隠しますよね。それは体を日陰状態にしているからです。日本人も日焼けを避けてか、日傘や帽子、薄手の袖アリの服で真夏を過ごす方も多いかと思いますが、スペイン人はとにかく薄着。暑ければ脱ぐ。このシンプルさがスペイン流なんです。
5.水を浴びる
海が近くにあるのならば海水浴。川があれば川で水遊び。暑い日はスペイン人はよく水浴びをします。街中で水がなければ、噴水の水で遊ぶ子供たちも見かけます。ともすれば、ペットボトルの水を頭からかぶる人まで現れます。ほんと暑いですからね。また、夏になると色々な所で気の利いたミストシャワーが設置されます。
ある人が、この夏アンダルシアに旅行した時の事を話してくれました。40℃以上の気温にもかかわらずお昼に外出したその人は、人影の無い街を散策し、観光名所はまるでその人だけの貸切だったと。
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