タイ最後の楽園
リペ島を訪れるべき理由5
「最後の楽園」と呼ばれるタイの島をご存知であろうか? この島はタイの最南端、マレーシアとの国境近くに位置し、近年"南の島ハンター"達を惹きつけてやまないKoh Lipe(コ・リペ)と呼ばれる島である。タイの島といえば、プーケットやサムイ、ピピをイメージする人が多いと思うが、これらの島は世界中から年中人が訪れ、"観光地"としての色が強い。物価の安さが売りのタイだが、これらの島は例外だと思っていいだろう。ランチを食べても東京と変わらない、どころかもう少し高いかもしれない。そんな中このリペ島は、徐々にその名前を世界に轟かせつつあるが、まだ島には手つかずの自然もあり、かつ商店や飲食店、病院まで揃い快適に暮らせるタイで今、最も居心地のいい島である。なぜこの島に今訪れるべきなのか、その理由を5つ紹介して行こう。
1.どこまでも透けるように青いビーチ
2.シュノーケリングで見つけるカラフルな海底
3.フレッシュなシーフードのBBQを堪能
4.自然の香りに深呼吸する"バンガロー"
5.タイと異国がミックスしたヒップなバー
Rainforest
レストランが魅力的なリペ島だが、ナイトライフの充実をはかるために欠かせないのはBARの存在。リペには、個性的でマルチカルチャーなバーが多く存在する。その中でも、世界観強めのバーをみっつ紹介する。
名前の通り、Poohさんというオーナーが経営するBarで、このバーが面白いのは午後6時と9時に、バーがシアターになること。その日によって上映される作品が変わり、どの作品が上映されるかは、BARの入り口に上の写真のように掲示される。ほんの数日の滞在ならば、映画を観ている暇はないかもしれないが、西欧諸国の人々のように中期のバケーションを暮らすように旅するだったら、こういったアミューズメントはありがたいだろう。またこのPooh's Barのとなりには、レストランがあり、毎日ライブ演奏が聴けるほか、レストラン奥には"Phoo lipe radiostation"と呼ばれるラジオのレコーディングスタジオがあり、ここからリペ島の情報を発信している。
HOME BAR
島の中心から少し離れた場所にあるHOME BARは、ボブマーリー、そしてレゲエを愛してやまないオーナーが1から自身の手でつくりあげたBAR。リペを訪れる人全てのセカンドHOMEというコンセプトが暖かく、店内のオブジェはかなりアーティスティック。ゆったりとレゲエを聴きながら、カクテルで喉を潤す午後のひととき。どこからか犬がやってきて、同席するかもしれない(笑)
Rainforest
Rainforestは、Walking street 中盤にある、バーカウンターに看板犬がちょこんと座るユニークなバー。サングリアが60B(約200円)で飲むことができ、これにピーナッツともう1品のおつまみがつく。島のカクテルは150B(500円弱)を超えることが多いので、おつまみがついてこの値段はかなりお得。心地よい音楽の中、バーテンダー犬をぼんやり眺めながら、サングリアを飲んでいるとあっと言う間に時間が過ぎてしまう。また店内奥には、ファンタジックなデザインのドレスが揃うアパレルショップがあるので、そちらも要チェック。
ということで、リペ島の魅力を紹介してきたがいかがだろうか? この島を訪れるのは、西欧人が8割で(スウェーデン、イタリア、ドイツ、ロシアが多い)まだ日本人をあまり見かけない。日本のソレから距離をおきたい人にとっては穴場かもしれない。朝はバンガローに満ちた朝日で目覚め、フルーツシェイクと果物を買って、海を眺めながら朝食をとり、昼間の間はビーチで読書をしたり、スポーツをしたり、シュノーケリングやダイビングに繰り出したり…。夜は、タイ料理とフレッシュなシーフードに舌鼓をうち、その日の気分でバーを選んで、他の観光客とお互いの旅のストーリーをシェアしながら陽気に酒をたしなむ。
連休などに訪れるのもいいが、できることなら1〜2週間滞在して、島のヘルシーなライフスタイルを体に浸透させてみて欲しい。
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