

男だって妊娠の時代!?
世界で初めて妊娠した男トーマス
アメリカで“world’s first pregnant man”(世界で初めて妊娠した男)として話題になったトーマス・ビーティー氏。見た目はイカツイ男性だけど、実は元女性(トレイシーという名前だった)で、性転換手術を受けたり、テストステロン注射で髭をはやして2003年に男性になったのよ。
男性として生きていたトーマスは、最初の妻である女性のナンシーと結婚。ふたりは同性婚でも子供が欲しいと思っていたものの、ナンシーが子供を宿せない体であることが判明。
同性婚をしても子供は欲しいと思っていたトーマスは、実は女性の性器を残していたの。
自然のなりゆきで2009年にトーマスが妊娠することになり、見た目は髭を生やした男なのに妊娠してお腹が膨らむ姿はアメリカのお茶の間で話題になったんだ。そうして、3人を産むことに……。
でも元女性と女性というカップルなのに、どうやって妊娠したのか気になるわよね!?
匿名のドナーから精子を譲り受けて、人工受精をほどこしたの。
この夫婦はその後もオプラという有名なトーク番組で、性生活までかなりオープンに話していたものの2012年に離婚し、トーマスは今年の2016年になってアンバーという新たな女性パートナーと恋に落ちて結婚したんだよ。
3人の子を持つトーマスはなんとアンバーとの間にもさらに、世界4人目の子供を授かりたいと願っているんだって。もっとも、現在は子宮摘出術を受けてしまったため自然に妊娠することは不可能で、パートナーと体外受精(IVF)に挑むのだとか。
トーマスいわく3人の父であり、妊活に励む自分を誇りに思っているらしいけど、LGBT(性的少数者)先進国のアメリカはスケールが違いすぎてびっくりするね。わざわざ男性に性転換したのに妊娠するのに抵抗はなかったのか気になるところだけど……。
びっくりするような世界で最も有名なトランスジェンダーのお話でした。
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