シエスタ(昼寝)はもう古い?
スペイン人の家族で過ごすランチタイム
秋のスペイン特集
スペインと聞いて、「シエスタ」をイメージする方は多いのではないでしょうか。スペイン語のシエスタ(siesta)は「昼寝」の意味ですが、現在のスペインの都市部では、実際に「昼寝」をする習慣があるという話を聞いた事はありません。
ランチは14時〜16時
スペインの昼休みは通常14時から16時の2時間で、都心部や観光地を除くと、この時間はバルやレストラン、大きなショッピングセンターなどを除く多くのお店は閉まります。ランチタイムはみなさんお食事をする時間なので、特にそれを不便に思い不満を言う方はあまりいないようです。
ランチは一度家に戻って家族で
スペインの習慣では、昼食は一日で一番重要な食事であり、以前は職場から家に帰り家族と一緒に食事を楽しんでいたそうです。
子供のお迎えも大事
当然、学校に行っている子供達も、家に帰って食事をします。小さな子供達は、ひとりで外出する事は禁じられていますので、大人が迎えに行かなくては行けません。
そのため、仕事から家に帰り、また、共働きであれば、子供を学校に迎えに行き、一日のメインとなる昼食を家族みんなでで食べ、また学校や職場に戻る…。これを2時間で行う訳ですから、とてもお昼寝をする暇はありませんよね。
最近ではなくなりつつあるこの習慣…?
現在では、この、家族で食事を楽しむ習慣はだんだんと薄れて行き、昼休みの時間が短くなったり、職場や職場の近くで昼食を済ませる方も増えているようです。また、家で昼食を食べる事のできない子供達は、学校で昼食を準備してもらって食べています。
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