英語を仕事に!
TOEICの点数アップでつかんだ夢とは?
資格をとることで、未来が変わると言っても過言ではありません。それは、資格を取るまでの過程で自分の意識が変わるからだと思います。事実、TOEIC試験は、私の叶えたい夢への架け橋となりました。今回は、そんな私の体験をお話しします。
留学経験ゼロ・純日本育ち それでも英語を始めたきっかけは?
小学校の頃から英語が好きで、「英語が話せるようになりたい」と漠然と考えていたものの、その夢が現実的になったのは大学生時代でした。
学校と提携している大学であれば無料で交換留学できることを知り、絶対に行きたい! と思い、TOEICの猛勉強を始めました。応募資格はTOEFLでもIELTSでもよかったのですが、TOEICを選択したのは、苦手なスピーキングのテストがないためでした。
TOEICを受ける目的、目標点数と期限が明確に描けていたため、約3ヵ月という短期集中でTOEICを600点台から860点にまで上げることができました。そして、無事、目標としていた大学への留学生に選ばれました。
留学から帰ってに、自分の英語力のなさを悔いて、もっと積極的に勉強するようになりました。その結果、大学時代に計4回留学するチャンスをいただくことができました。また、大学院に入学した際には、TOEICの点数が良かったために試験なしで入学することができました。
TOEICは英語が苦手な日本人にとっても、正しい勉強の仕方さえ身につければ、努力に正比例して点数がのびやすい試験です。TOEICは海外で有効とならないケースも多々ありますが、日本の企業で就職を考えている場合は、まずTOEIC試験から始めるのが良いと思います。
イギリス移住
医療系の大学に通学しており、6年ほどは医療現場で働いていました。朝から夜中まで拘束されることも多々く、休日もない日々で、英語の勉強から全く遠ざかった状態でした。しかし、留学生が時折見学に来るたびに、英語に関わる仕事に就きたいという思いに駆られていました。
そんな時、留学の時に知り合った彼と結婚することになり、彼がイギリスに転勤となりました。そこで、自分も何か英語に関わる資格を身に付けたいと思い、イギリスの大学院へいって翻訳の修士資格を取ることにしました。
医療職から翻訳業への転職
医療職は安定しているものの、拘束時間が長くきつい仕事であり、結婚や出産を機に多くの女性が辞めていく現場でもあります。また、人間関係のストレスも多々あり、やや疲弊していました。
イギリスで翻訳の資格をとってからしばらくは、翻訳会社で社員として勤務していました。ほとんどの通訳・翻訳家は、会社である程度働いてからフリーランスになります。会社ではフリーランスとして働くために必要な基礎知識・技術を学べることや、コネクションを築くことができるからです。
フリーランスになれば、基本的にインターネットとパソコンさえあればどこでも働くことができて、自分の好きな様に時間を使うことができるため、生活の質が格段に向上しました。
フリーランスのいいところは、結婚・子育てなどに左右されないことです。他人に迷惑をかけずに、自分の空いた時間を仕事に当てることができます。また、定年もないため、一生涯の仕事にできることも魅力です。
まとめ
今回は、私のTOEICにまつわる体験談をお伝えしましたが、いかがでしたか?
振り返ると、TOEICの試験は今に至るまでの、まさに第一歩でした。留学、留学先での彼との出会い、イギリスへ移住、医療職から翻訳への転職…。
TOEICはだたの資格試験ですが、英語と向き合うその原動力が未来を変える力となります。英語が好きで、仕事に生かしたいと思う方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ライター
大学時代に、猛勉強の末TOEICスコアを3ヵ月で600点から860点までアップ。大学の交換留学プログラムで選抜され、海外の大学へ留学。その後、日本で6年ほど医療系の仕事に就き、結婚を機にロンドンへ移住。現在は、医療系の技術翻訳を中心に、金融、法律、経済などの翻訳を行っている。
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