人気海外ドラマ、英語フレーズ丸覚え!!
Vol.2「glee」編
世界中を沸かせた学園ドラマで英会話をマスター
英語を楽しく勉強する方法でもっともポピュラーなのは海外ドラマを活用した英語学習法。リアルな会話を再現しているドラマは、今すぐ使えるフレーズや言い回しを身につけるのにぴったりです。Cheer up! Englishでは毎月人気海外ドラマを1作品ピックアップし、日常で使えるフレーズをレクチャーしていきます。
今回はゴールデングローブ賞にも2度輝き、日本にも熱狂的なファンが多い『glee(グリー)』。海外ドラマ好きはもちろん、楽しく英語を勉強したい人は必見です。
マッキンリー高校のglee部(合唱部)で繰り広げられるストーリー。glee部は今や廃部寸前。新米教師のWillは、glee部の顧問になり、起死回生を目指す。glee部にWillが強引にひきいれたのが、アメフト部の花形クオーターバックのFinnだった・・・。
♠こちらのシーンをピックアップ♠
今回は全エピソードの中でも人気の高い、season1のepisode8です。アメフト部とglee部どちらかを選ばなければならない選択にせまられ、アメフトを選んだFinnをglee部の顧問であるWillが説得します。
Finn: Hey Finn.
「フィン」
Will: Want to have a catch?
「キャッチボールする?」
Finn: Sure.
「ああ」
Will: Go long.
「向こうに行こう」
Finn: I’m not comimg back.
「戻りませんよ」
Will: There are the moments, Finn. They’re the crossroads.
「その時だよ、フィル。人生の岐路だ」
Will: The one you look back on when you get old. And think “what if.”
「年をとって、振り返る。もし、あの時ああしていればって」
Finn: I don’t buy that. ★1
「僕はそう思わない」
★1
I don’t buy that.(僕はそう思わない)
「僕は買わない」と直訳しないように注意!
「僕はそう思わない」「僕はそれを信じない」という意味で使います。
こういった表現を自然に使えると、ネイティブにより近づきます。
Finn: I don’t think any one decision make your life.
「1つの選択で人生は決まらない」
Finn: Unless you accidentally invent some kind of zombie virus or something.★2
「ゾンビウイルスかなにかを発明しないかぎり」
★2
Unless you accidentally invent some kind of zombie virus or something.
(ゾンビウイルスかなにかを発明しないかぎり)
【Unless S(主語)V(動詞)】SがVしない限り
Unlessは○○しない限りと条件つきなので、条件副詞と呼ばれます。
Unless you quit smoking,I'll break up with you.
(君がタバコを辞めない限り、僕は別れるよ)
Will: No? You’re right. Life’s a series of choices, a big combination of moments.
「そう思わない?君は正しいよ。人生は選択の連続だ。瞬間の積み重ねさ」
Will: Listen ones that add up to big ones that create who you are.
「選択を重ね人生がつくられていく」
Will: You’re letting other people make those choices for you, Finn.★3
「君はその選択を他人に選択をさせることを許している、フィン」
★3
You’re letting other people make those choices for you.
(君はその選択を他人に決断をさせている、フィン)
【S(主語)Let O(目的語) V(動詞現在形) 】 OにVを許す
※動詞は現在形になることに注意!
Letは「S(人や物)に~させる、~してもらう」という意味を含む使役動詞と呼ばれますが、単語がややこしいので「させる動詞」と覚えましょう。
Ex. I let him smoke outside.(私は彼にタバコを外で吸わせた)
※私は彼に外でタバコを吸うことを許した
Letの単語の意味は許すなので、この文は彼に外でタバコを吸うことを許可したという意味が強くなってきます。
Letのほかにmake, have, get to が「させる動詞」にあたります。
それぞれの違いを見ていきましょう。
♠make(強制)
MakeはS(主語)に強制的にV(動詞)をさせる場合に使います。
I made him smoke outside.
(私は彼に強制的にタバコを外で吸わせた)
♠get to(説得)
get toはS(主語)を説得してV(動詞)をさせるという意味が強くなります。
I got him to smoke outside.
(私は彼に説得してタバコを外で吸わせた)
♠have(義務)
こちらは義務的な要素が強くなります。
I had him smoke outside.
(私は彼に義務的にタバコを外で吸わせた)
以上4点をしっかり覚えて実際会話で使ってみましょう。
Will: You are letting them decide who you’re going to be,
「君は彼らに君自身がは誰なのか決めさせている」
Will: People you’re not even going to know in 3 years,
「3年もたてば他人になってしまう人々に」
Will: People whose names you’re going to forget when you run into them in the hardware store.
「金物屋で偶然出会っても名前も思い出せない奴らにだ」
Finn: You don’t understand the kind of pressure I’m under.
「先生には僕がどんなプレッシャー下にいるか分からない」
Will: Yes, I do. Because of all the students I’ve ever had, you reminds me the most of me. ★4
「分かるさ。僕が今までもった生徒の中で、君は一番僕に似ているから」
★4
【人 reminds A of B 】 人がAにBを思い出させる
Remindsは思い出させるという意味があります。
似た表現でよく使われる
That reminds me. (思い出した)も一緒に覚えましょう。
Will: Come back to Glee, Finn.
「戻ってこい、フィン」
Will: It’s where you belong. ★5
「君の居場所だ」
★5
It’s where you belong.
「君の居場所だ」
Belong は所属、帰属するという意味をさします。
I belong to a tennis team. (私はテニスチームに所属しています)
いかがでしたか? 気になったフレーズや表現は、ノートなどに書き出し、丸暗記をおすすめします。覚えたフレーズは実際ネイティブとの会話で使ってみましょう。「覚えたら使う」というプロセスを繰り返すことによって、そのフレーズはあなたの語彙になっていきます。もちろんドラマは自分の好きなものでOK! 早速海外ドラマで勉強を始めてみてくださいね。
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DVD発売元:パラマウント ジャパン
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発売日:2010年01月22日発売(発売中)
構成・文/高石真帆(編集部)
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