オーストラリア移住に必要なこと②
1ヵ月の生活費は約○○万円
海外移住を思い立った時に一番気になるのは現地での生活費だよね?「オーストラリア移住の必要なこと①基本情報」に引き続き、「オーストラリア移住の必要なこと②」では、オーストラリアで暮らす上で必要な平均的な1ヵ月の生活費について、オーストラリアに在住経験のあるDさん(30代後半女性)が①家賃②光熱費③インターネット④携帯電話⑤食費⑥交際費⑦その他の項目別に紹介してくれているよ。オーストラリア移住に興味のあるあなたは必見!
家賃
賃貸物件の家賃は、週ごとで表示してあることがほとんどです。家賃は決して安いとは言えません。特にシドニーは高額で、都心でワンベッドルーム+リビング+キッチン+シャワー&トイレの間取りの物件を賃貸する場合、週AU$350ーAU$600 (約3万円〜5万2,000円)当たりが相場となります。ベッドルームとリビングが一体になったスタジオタイプのお部屋は、週AU$300―AU$500(約2万5,900円〜4万3000円)程で収まることが多いです。メルボルン、ブリスベンといった地方都市では、家賃はもっと安めにおえられます。
また、自分で部屋を借りるのではなく、シェアハウスでベッドルーム以外はシェアという場合には、更に低価格で週AU$150~AU$400(約1万3,000円〜3万4,400円)ほどで広告が出ています。シェアハウスの光熱費は、家賃に含まれている場合もありますが、週$10(約860円)程度を別途支払う場合もあります。
部屋を借りる際には、必ずボンドと呼ばれる敷金のようなものを、2~4週間分支払う必要があるので、注意しましょう。ボンドは退去の際に、部屋の修繕費を差し引いた分が返金されます。
光熱費
光熱費は住んでいる物件の形態(一軒家かアパートメントか等)や部屋のサイズ、季節、電化製品の使用状況によって異なってきます。目安としては、ひとり暮らしの平均的なワンベッドルームアパートで大人ひとりが済んだ場合、1ヵ月に訳AU$80-AU$110(約6,900円〜9,500円)〈ガス・電気〉が相場になります。電気ヒーター等を多用する冬場は特に、南に行くほど高熱費が高くなる傾向に。賃貸物件の場合、水道代金は家賃に含まれていることがほとんどどです。各州によって若干電気料金に差があり、サウスオーストラリアは他州に比べても特に高いようですが、オーストラリア自体が光熱費の高い国として知られています。
ネット代
オーストラリアでは、インターネット回線はまだまだADSLが主流。ですから日本と比べて動作が遅いと感じることもあるかもしれません。また、ほとんどのプランでデータ使用量の上限が決められており、これを超えて使用した場合超過料金がかかったり、接続が極端に遅くなったりします。
固定のプロバイダー契約は、安いところで月のデータ使用量100GBで$30(約2,580円)程からプランがありますが、プラン内容は各社様々ですので、比較検討が必要です。主だったプロバイダーは、Telstra、Optus、iiNet、dodo、TPGなどがあります。
また、ポケットWi-Fiは1ヵ月AU$40(約3,440円)からありますが、月のデータ使用量は12GBなど、固定回線に比べると非常に少なくなっています。
携帯電話代
主だった携帯電話の会社は、Telstra、Optus、Virgin Mobile、Vodafoneがあります。1か月のインターネット代は各社がそれぞれ違ったプランを出しており、比較検討が必要です。電話機買い取りタイプの固定契約の場合、各社月々AU$40(約3,440円)からAU$130(約11,182)の間でプランを出しています。
また、プリペイドのプランも充実しており、各社AU$20(約1,720円)くらいからプランを出しています。料金が高くなるにしたがって、サービス内容も充実してくるので、こちらも比較検討してみるといいと思います。
食費
日本と比べるとオーストラリアの外食費は非常に高額です。庶民的なレストランでも、オントレと言われる小さいサイズの前菜でAU$7(約602円)から、メインサイズの料理はAU$15(約1,290円)からというのが相場です。カフェのコーヒーでもAU$4(約344円)以上するものが多く、昼食用のテイクアウトも安くてAU$7(約602円)程度、AU$10(約860円)以上することもざらで、3食外食をしていては食費がいくらあっても追いつきません。
朝夕自炊、昼もサンドイッチなどの弁当持参という生活であれば、ひとり1週間AU$60程度で納めることができます。ただし、個人の食べる量や食の好みに左右されますので、あくまでも目安です。
交際費
出かける頻度やどこへ行くのかによって変わってきますが、例えばカフェでコーヒーとケーキを注文するとAU$10(約860円)程度、ランチでAU$15(約1,290円)程度、ディナーになるとひとりAU$30(約2,580円)程度の出費になることもあります。また、映画は大人普通料金AU$20(約1,720円)程度、動物園の入場料はAU$30~AU$70(約2,580円〜6,021円)など。また、パブと呼ばれる庶民的なバーでビール1杯の平均がAU$5~AU$6(約430円〜516円)です。
自分で調整しながら友人たちとお付き合いすれば、月にAU$150(約12,902円)以内に収めることは可能です。
その他
上記に挙げた費用の他に、毎日通勤通学するのであればそのための交通費がかかります。住む地域によりまちまちですが、1ヵ月AU$120(約10,322円)以下で収まることが多いです。また、体調不良などでGP(一般開業医)にかかる場合、オーストラリアの健康保険MediCare に加入していない人は、実費で診察料を支払う必要があり(加入している旅行保険等で返金される可能性あり)、一回の診察でだいたいAU$50(約4,300円)以上かかります。
合計:13万7630円
上記を踏まえて、週の家賃AU$200+光熱費AU$10のシェアハウスに住み、携帯電話、ネットなど中程度のプランを選び、食事は自炊した場合の1か月の生活費の目安は次の通りになります。
家賃: $867.00(約74,578円)
光熱費: $43.00(約3,698円)
ネット代(ポケットWiFi): $40.00(約3,440円)
携帯電話代: $50.00(約4,300円)
食費: $260.00(約22,364円)
交際費: $150.00(約12,902円)
交通費: $120.00(約10,322円)
雑費・予備費: $100.00(約8,601円)
合計: $1,600.00(約13万7630円)
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