映画で学ぶ|パトリオット・デイ Patriots Day
… messed with the wrong …
の使い方を知っておこう
日本で英語漬けになる環境を作るのが難しいなら、日本語字幕がない映画の公式予告編でリスニング力を鍛えましょう。映画情報を知ることができて、リスニングの学習にも役立ちます。英語フレーズや表現、日本との文化の違いなどのワンポイントの解説から、すべての英語のセリフと翻訳も掲載しています。今回はボストンマラソンの爆弾テロ事件の犯人を追った、『パトリオット・デイ』を紹介します。
あらすじ
未曾有の凶悪犯罪はなぜ、わずか<102時間>で解決したのか―
毎年、祝日である「愛国者の日」に開催される歴史あるボストンマラソン大会を狙って大規模な爆弾テロが勃発。ボストン警察の面々は、FBI捜査官らと思惑衝突しながらも、やがて浮上した“黒い帽子の男”と“白い帽子の男”を容疑者として追跡していく―。
知っておきたい英語・文化のワンポイント
…messed with the wrong…の使い方
「善と悪の戦い」・・・その真っ只中にいる主人公のタミーがこうつぶやきます。
They messed with the wrong city. 「あいつら怒らせる相手を間違えたな」
つまり、警察によってしっかり守られた街に、犯人がケンカを仕掛けてトラブルを起こしているような状況で、「強い俺達に勝てるわけがないだろう」という意味でタミーはつぶやいています。
このように、勝てもしない相手に何かを挑んで、相手を怒らせるような場面で使われる表現が“… messed with the wrong …”です。文の最後に来る単語や人が、「勝てそうもない強い相手」ということになります。
例文を見てみましょう。
A: How was Johnny’s first date with Sally?
A: ジョニーの、サリーとの初めてのデート、どうだったって?
B: You didn’t hear? It was very embarrassing.
He wanted to show off his bowling skill but he messed with the wrong girl.
B: 聞いてない? すっごい恥かいたって
ボウリングが上手いのを見せつけようとしたんだけど、相手を間違えたね
A: Oh yeah, she’s the champion of the bowling team every year!
A: あー、そっかあ、彼女毎年、ボウリングチームのチャンピオンになってるもんね!
A: What happen to your dog? She’s shaking and looks terrified.
A:あなたのワンちゃん、どうしたの?震えてて、怖がってるみたいだよ
B: Yeah, you know how she’s always barking at every dog.
B:そうなの、この子、どの犬に向かっても吠えるの知ってるでしょ
A: Let me guess…she messed with the wrong dog.
B:ちょっと待って・・・吠える相手を間違えて、そのワンちゃん怒らせちゃった?
B: That’s right. A dog twice as big as her didn’t think it’s funny.
B:その通り。この子より2倍も大きい子にとっては、面白くなかったみたい
自分の力を見せつけようとして、相手の方が上だったり、相手を怒らせてしまったり・・・。自身満々に自分の力を誇示するのも、相手を慎重に選ぶか・・・ホドホドにしておいた方が良さそうですね。
予告編の動画でチェックしよう!
上のフレーズを聞き取りながら、予告編を見てみましょう。「あらすじ」も参考にするとさらに理解度も違ってくるので、わからないところはもう一度チェックしてみましょう。