TOEFL Junior®のABC【11】リーディングセクションを解説
世界中の中高生が受験する英語資格試験のひとつ
TOEFL Junior®をズバッと解説!
前回からTOEFL Junior®の最後に出てくるReading Sectionについて解説しています。今回は「ノン・アカデミック」な文章として必ず出てくる学校からのお知らせを見てみましょう。
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どこから読むか
どんなテストでも、本文を読む前に設問に目を通すのがおすすめです。選択肢までは見ないでおきましょう。選択肢のほとんどは間違った情報なので、本文を読む前に影響されない方がいいからです。
先に設問を見るのは、どこに注意するべきか知るためというのはもちろんですが、本文を先取りできるからでもあります。
例えば、次のような設問があったとします。
What can be inferred from the content on the course on art history?
意味:美術史のコース内容から推測されるのはどんなことですか。
この設問を読めば、本文の表にはさまざまなテーマについて学べるコースが載っているということ、その中のひとつが美術史だということがわかりますね。
漠然と本文を読み始めるよりずっと内容が頭に入りやすくなるはずです。
表やリストはどこから見るか
学校の掲示やプリントには多くの場合、表やリストが含まれています。
表の中の英語は文が短く、難しいものではありませんが、表が苦手だという人も少なくありません。落ち着いて、手早く把握できるようにしておきましょう。
設問に目を通したら、何に関する表なのかは大体わかっているはずです。それは部活のスケジュールでしょうか。それとも、募集するボランティアの役割分担でしょうか。
表の中身を確かめる前に、表の列と行がそれぞれ何を示しているか見極めておきましょう。場所なのか、時間なのか、係の呼称か、担当者名か。日本語の表を読むときと同じですね。
表は隅から隅まで読むべきか
リーディングの問題は文章全体に目を通すのが基本ですが、表に関しては設問に沿って必要な箇所を見る方が効率的です。
そもそも表やリストは全部読んだところで話の展開があるわけではなく、頭に残りにくいものです。問題を解くのに必要な情報を探しながら見るのがいいでしょう。
表やリストに添えられる文章
表やリストにはよく註や短い文章が添えられています。これは必ず読んでください。この部分が問いに出る場合もあれば、文章と表を合わせ見て答える問題もあります。また、ここを読んで表の内容が分かる場合もあります。
表問題の語彙
表を伴う学校からのお知らせは、課外活動や選択授業などが出題されます。よく使われる単語はチェックしておくと解きやすいでしょう。
table(表)、category(カテゴリー)のほか、coach(コーチ)、objective(目的)、further info(さらに詳しい情報、その他の情報)などは覚えておきましょう。
ライタープロフィール●外国語人 | |
英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点 |