TOEFL Junior®のABC【12】リーディングセクションの解き方

世界中の中高生が受験する英語資格試験のひとつ
TOEFL Junior®をズバッと解説!

TOEFL Junior® Reading Sectionの3回目です。前回は表やリストのある問題について解説しました。さて、Reading Sectionも他のセクション同様、勉強に直接関係のあるアカデミックな内容と、学校生活に関するノンアカデミックなものに別れています。どちらにも、本文を全文読んだ方がいい設問と一部を見れば解ける設問が含まれています。特に時間が足りないときには、知っておくと便利です。

リーディング問題の本文は全文読むのが理想

前回の記事で、表やリストは全部見ないでも解けると書きましたが、通常の文章の場合は全文読むのが基本です。

特に、要旨についてなど文章全体の内容に関する質問の場合、一部を読んだだけでは解けません。

しかし、読むのに時間がかかってしまう人もいるでしょう。実は、全部読まないでもヒントが見つかりやすい設問もあります。

 

本文の一部を見ればわかる設問 - 多義語

例えば、「多義語の問題」は本文のごく一部を見れば解けます。

「多義語の問題」とは、多くの意味を持つ単語が本文の文脈ではどんな意味で使われているのかを問うものです。その単語と置き換えても本文の意味が変わらないものを、選択肢の中から選びます。

文脈を見なければならないのですから、その語だけを選択肢と比べるのでは間違える可能性もあります。しかし、その語が含まれている一文を読めばたいていわかります。それだけでは解けない場合でも、前後もう一文を読めば大丈夫でしょう。

問題となる語は本文中に下線で示されているので、見つけるのもとても簡単です。

 

多義語の例

例えば、誰でも知っているmeetという単語。

最初に習ったのは「会う」という意味でしょう。この単語には他に、「集まる」「対戦する」「(条件などを)満たす」「(道などが)合流する」などなど、さまざまな意味があります。どれも、複数のものや人が「出会う」というところから派生しています。

本文でmeetが次のように使われているとします。

Our team will meet the strongest team in the city.

ここでは「対戦する」という意味であることは明らかです。ふたつのチームが会っておしゃべりをするわけではありません。

選択肢のどの単語と入れ替えられるか検討します。

(A) encounter
(B) fulfill
(C) gather
(D) conjoin

正解は(A) encounter
encounterは「遭遇する」という意味で知っている人も多いでしょう。「対戦する」という意味も覚えておいてください。

Our team will meet the strongest team in the city.
= Our team will encounter the strongest team in the city.
意味:私たちのチームは町で一番強いチームと対戦する。

選択肢の他の単語は (B)fulfill(満たす)、(C)gather(集まる)、(D)conjoin(合流する)です。meetにはこれらの意味もありますが、上の文では違います。

多義語はまずコアになる意味を理解し、そこから派生するさまざまな意味を例文ごと覚えるのがおすすめです。

もうひとつの方法は、多くの長文を読みながら多義語のさまざまな意味に出会うことです。

 

ライタープロフィール●外国語人

英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点
https://www.znd-language.com

 

 

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