LA暮らしのリアルを公開!【12】
留学・働いてみてわかったコト
留学生活4年間、そして1年間のOPTの体験談
高校卒業後からアメリカで留学生活4年間、そして1年間のOPTを経て、グリーンカードを申請中のイアンがLAで学んだコト、感じたコトをリアルにお届けします!第12回目のテーマは『ペットについて』です。
ペットについて
アメリカは日本より確実にペットフリー社会。わかりやすく言うと、ペットを連れてきていい場所やペット可能な賃貸などが多いです。
もちろん、公共の場所などペット禁止な場所もありますが、私のLAのおうちでは2匹の犬を飼っていて、2匹とも証明書を持ち、犬に専用のベストを着させれば、公共の乗り物、ショッピング、レストランなどどこへでも連れて行くことができます。
アメリカには、「サービスアニマル」「エモーショナルサポートアニマル」「セラピーアニマル」などの資格が取れる制度があり、どの動物でもこれらの資格を取れる権利があります。
盲導犬や救助犬などの犬たちはサービスドックです。彼らはトレーニングやテストを受ける必要があります。
セラピーアニマルは、病院や介護施設、老人ホームなどに訪問して患者さんなどにセラピーを行う動物のことです。セラピーに来て欲しいという場所があれば、資格を取りボランティアとして行くという感じです。セラピーアニマルはレストランや乗り物などには乗ることができません。
私の犬たちはE.S.A.(emotional support animal)といいエモーショナルサポートアニマルの資格で、トレーニングやテストは受けていません。動物自体が資格を有する盲導犬などとは違い、E.S.A.では資格を持っているのは人間ということです。「この子たちが私の感情を穏やかにしてくれる」「この子たちがいないと鬱になってしまう」「いないと困る!」など、本当に動物が必要だとされた人にのみ病院からの診断書を発行してもらうことができます。
エモーショナルサポートドックの明確な定義はまだされていません。不正に作る方も最近は多いみたいですが本当に必要ということがお医者さんに証明できればもらえます。
「あなたはどこが悪いの?」「どうしてこの子たちのエモーショナルサポートが必要なの?」と病気のことに関しての質問はプライバシーの侵害として法律で違法と定められているため、このような質問を飼い主にした場合、すぐに裁判沙汰です。
私が最近アメリカで見たニュースで、孔雀がE.S.A.で飛行機に乗り、他のお客さん達に迷惑をかけてしまって訴えられてしまった人がいることを知りました。
こんな国が面白くて私は好きです。
Special Notes
- アメリカはペットと共に過ごせる場所が多いペットフリー社会
- 盲導犬や補助犬に代表されるサービスアニマル以外に、人の感情をサポートするE.S.A.が増えている
- E.S.A.はトレーニングやテストは必要ないけど、飼い主が病院からの診断書を発行してもらう必要がある
フォトグラファー/ライタープロフィール●イアン | |
高校卒業後、約4年間の留学生活を終え1年間のOPTではロサンゼルスを中心にフォトグラファー、映像編集を主にフリーランスとして活動。合計5年間のアメリカ生活を経て留学、アメリカ生活、今どきの若者の使う英語、ロサンゼルスの流行りなどについて発信中!現在はフリーランスとしての活動を続け、アメリカで結婚し永住するためグリーンカードの申請中です。 |