LA暮らしのリアルを公開!【52】留学・働いてみてわかったコト

留学生活4年間、1年間のOPTの体験、そして現在のLA生活

高校卒業後からアメリカで留学生活4年間、そして1年間のOPTを経て、グリーンカードを申請中のイアンがLAで学んだコト、感じたコトをリアルにお届けします!第52回目のテーマは『在留届』です。

在留届

在留届とは外務省が提供する電子システムで今回のようにコロナウィルスなどの緊急事態発生の際に大使館、領事館からメールで日本語の現地情報が配信されます。

知らない人が多いですが
海外に転勤や留学、永住などで3ヵ月以上滞在する方は法律上、義務として定められてるんです!

アメリカのニュースやツイッターなどのSNSを見るのが1番情報としては早いのですが、英語だと理解が合ってるのか分からない、どう対処していいか分からないなど不安もあると思います。

コロナウイルスもそうですがいろいろな暴動事件が相次いでいるアメリカでは「ここではこのような事件があるから危険!」とか「山火事があって渋滞」といった交通情報など、登録している住所のエリアで起こってる出来事や最新情報がメールで届きます

また、事件や事故に巻き込まれたときに安否確認や支援が迅速に行われます。

「在留届」が提出されていないと、在外公館はあなたが外国に居住していることを知り得ません。例えば、大災害のときや事件、事故のとき、あなたの安否確認、留守宅などへの連絡を行うことができません。また、在留届提出後、転居や家族の移動など在留届の記載事項に変更があったときや帰国するときには、再登録します。

住所などの変更届を提出していない人たちは、いざという時の連絡などが受けられないことになります。また、帰国の再登録がないままだと、緊急事態にあたり在外公館は、既に帰国しているあなたの安否確認に時間をとられ、実際に滞在している他の人々の安否確認作業がそれだけ遅れることにもなりかねないらしい!

アメリカにいて登録がまだの人、これから渡米予定の人。「在留届」で調べたらすぐ出てくるので登録をおすすめします!!パスポート番号や本籍、アメリカの住所、日本の緊急連絡先など簡単な入力だけです。

提出することが義務ですが知らなかった人や、提出していないからといって何か罰則が下されるわけではありません。

海外に在住することになった場合、住民票を抜いて、海外転出届を出している人も多いです。住民票を抜く理由は、そのままにしておくと、日本に住んでいないなくても、住民税が請求され続けるためです。国民年金や健康保険の支払い義務も発生します。

私の場合は住民票を抜いて海外転出届を出している状態です
ちなみに在留届と海外転出届は別物でリンクしていないのでどちらも提出することになります。

アメリカはソーシャルセキュリティナンバーといい、生まれた時から個人としてそのナンバーにすべての情報を記録するものがあります。
日本もマイナンバー制度がもう少し浸透すればいいですよね…

 

Special Notes

  1. 3ヵ月以上、海外に滞在する方はその地域を管轄する日本大使館または総領事館に「在留届」を提出する義務がある(外務省が提供する渡航登録サービスについてはこちら≫
  2. 「在留届」を提出することで滞在エリアの最新情報がメールで届くとともに、安否確認や支援が迅速に行われる
  3. 長期滞在する際、在留届と海外転出届は別物でリンクしていないのでどちらも提出する必要がある

 

フォトグラファー/ライタープロフィール●イアン
高校卒業後、約4年間の留学生活を終え1年間のOPTではロサンゼルスを中心にフォトグラファー、映像編集を主にフリーランスとして活動。合計5年間のアメリカ生活を経て留学、アメリカ生活、今どきの若者の使う英語、ロサンゼルスの流行りなどについて発信中!現在はフリーランスとしての活動を続け、アメリカで結婚し永住するためグリーンカードの申請中です。

 


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