外国語学習と外国暮らしが教えてくれるもの【03】

苦手な発音お国柄

日本人の多くは英語のVとB、LとRの区別が苦手なようです。では、他の国のノン・ネイティブの人たちはどうでしょうか。日本人より英語の発音が良いのでしょうか。今日は、母語の違いでどんな発音が苦手になるのか、少し見てみましょう。

母語の違いでどんな発音が苦手になるのか?

よく日本人はVBの発音の違いが分からないとか、LとRを聞き分けるのが苦手だと言われます。幼い頃から耳に馴染んでいない音は聞き分けにくいのですね。それは、他の母語を持つ人たちにとっても同じことです。

例えば、ベトナム語を母語とする人は、fとpの区別が苦手だそうです。ということは、coffeecopy の違いが分かりにくくなるということです。

 

フランス語など、hの音を使わない言葉も世界にはけっこうあります。
hが書いてあっても読まないのです。ですからフランスでは、花子さんは穴子さんになってしまいます。 honeyはオニ、helloはエロ。
また、母音の長音と単音の区別もないので、日本なら伯母さんの気を悪くしてしまうかも。
(おばあさんになるでしょ。)

韓国の人には濁音や半濁音の区別が難しいようです。
代表的なのはkの音とgの音でしょう。

 

母語の違う人同士、お互い相手の発音がひどいと感じたりするわけですが、ネイティブのアメリカ人やイギリス人が聞けばどっちもどっち。みんな仲良く訛っているのです。

そういうネイティブはと言えば、外国語を話せばやはり訛るでしょう。

「ふたつの言葉を話せる人はバイリンガル、3つ話せる人はトリリンガル、ひとつしか話せない人はアメリカン」というジョークを聞いたことがあります。これはアメリカのジョークですから、いわゆる自虐ネタですね。自分の母語はどこに行っても通じると思うと、外国語を学ぶモチベーションも上がらないのでしょうか。

 

赤ちゃんはどこの国の子でも、基本的に全ての音を聞いたり発音したりすることができるそうです。成長と共に、使わない音は分からなくなってしまいます。

音楽と外国語の学習は、早ければ早い方がいいと言われるゆえんです。

成長してから学ぶ人は、訓練して覚え直すというわけです。
自分が今までしてきたことばかり続けていると脳の機能が衰えるそうで、外国語学習は脳の活性化にも効くかもしれませんね。

 

ライタープロフィール●外国語人
外国語としての英語、フランス語、日本語を学生や社会人に教えつつ、通訳・翻訳の経験を積む。新TOEICのスコアは985点。この世界の様々な地域で日常の中に潜む大小の文化の違いが面白くて仕方がない。子育て中。

 

 

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