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大人の学び直し英語【125】英語の動詞23 – 不定詞のさまざまな用法
品詞について
大人の学び直し英語【118】から前回まで、さまざまなto不定詞の使い方を見てきました。今回は、文の中の不定詞の役割を見分ける練習をしましょう。文法書などでは、to不定詞の副詞的用法、名詞的用法、形容詞的用法という分け方をしていることもあります。
to不定詞の副詞的用法、名詞的用法、形容詞的用法
同じ動詞のto不定詞であっても、文の中では他の単語との関係で、意味や役割が変わります。次のふたつの例文で見てみましょう。
1 Other men live to eat, while I eat to live.
2 Try to eat a balanced diet.
１ ほかの人たちは生きる 食べるために
一方、私は食べる 生きるために
１ではto eat, to liveは目的を表しています。目的を表すto不定詞を「to不定詞の副詞的用法」と呼ぶこともあります。副詞的用法のto不定詞には目的以外に、理由などもあります。
２ 試みなさい 食べることを バランスの取れた食事を
２ではto eatは「食べること」という意味になり、動詞tryの目的語となっています。（そして、a balanced dietは動詞eatの目的語です）
「～すること」という意味を持ち、目的語や主語となるto不定詞を「to不定詞の名詞的用法」と呼ぶこともあります。
ほかの例も見てみましょう。
１ They need somewhere to stay tonight.
２ It isn’t healthy for my father to stay at home all the day long.
１ 彼らは必要としている どこか泊まるところを 今夜
１では、to stayは直前のsomewhereを修飾しています。somewhereは「どこかに」という副詞と「どこか/ある場所」という名詞があります。この場合はneedの目的語となっていることから、名詞であることが分かります。（「～を必要としている」）
このように、名詞を修飾するto不定詞を「to不定詞の形容詞的用法」と呼ぶこともあります。
２ それは健康的ではない 父にとって 一日中家にいることは
２では、It「それ」の内容が後のto stay at home all the day long「一日中家にいること」を指しています。「～すること」という意味で主語になっているので、「to不定詞の名詞的用法です。
練習問題
次の文のto不定詞の役割に気を付けて、日本語に訳してみましょう。
1 There's a time to work and a time to play.
2 Mix the flour with enough water to make a smooth paste.
3 It took me five years of hard work and dedication to reach the position of manager.
4 I was saddened to hear that the novelist, whose novels I read when I was a student, had passed away.
解答・解説・和訳
１ 働くべき時と遊ぶべき時がある。
-to work, to playともに直前のa timeを修飾している。
２ スムーズなペースト状にするため、小麦粉を十分な量の水と混ぜてください。
-flour: 小麦粉、粉類。flower（花）と発音は同じだがスペリングが違う。
３ マネージャーの地位にたどり着くことは、私にとって、懸命な仕事と熱心さの５年がかかった＝マネージャーの地位にたどり着くまで、５年間懸命で熱心に仕事をした。
-Itは仮主語で、to reach以下を指している。
４ 学生の時に数々の作品を読んだ小説家が亡くなったのを聞き、悲しくなった。
-whoseは関係代名詞で、novels of the novelistという関係。
| ライタープロフィール●外国語人 | |
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英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点 |
