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大人の学び直し英語【72】否定文 - 部分否定

否定文 

英語でコミュニケーションを取るときに誤解を生じやすいことのひとつとして、「部分否定」と「全体否定」の違いが挙げられるでしょう。今回は主に部分否定について見てみましょう。

「全て」が否定されるとき

All that glitters is not gold.

thatはここでは関係詞で、All that glittersは「ぴかぴか光る全てのもの」という意味です。

「全て」が否定されると、「全てが~ではない」という意味になります。「何も~ではない」にはならないので要注意です。
部分的に否定されるので、これを「部分否定」と呼んでいます。

上の例でいえば、「光るものの中には金も一部あるかもしれないが、そうではないものもある」ということです。
これは有名なことわざで、「光るもの必ずしも金ならず」と訳されます。
次のようなバージョンもあり、意味は同じです。

All is not gold that glitters.

allのほか、everyが否定されるときも同じことが言えます。

Not every applicant had a qualification.

意味:すべての応募者が資格を持っていたわけではない。

このとき、notはeveryの直前に置かれます。

“not at all”は「全然」

“at all”はひとつの熟語と考え、allとは別物として扱いましょう。“at all”が否定文で使われると、「全然~ない」という意味になります。

I can’t hear you at all.
意味:お声がまったく聞こえません。

 

「いつも」が否定されるとき

Great men are not always wise.

「いつも」が否定文で使われるときも同じで、「時には~かもしれないが、いつも~とはかぎらない」ということになります。
上のフレーズは「偉大な人がいつも賢いとはかぎらない」と訳されます。

「完全に」が否定されるとき

I'm not completely sure.

「完全に確信していない」ですが、「私は全然確信していない」ではなく、「私は完全に確信しているわけではない」となります。

 

練習問題

次の文の意味を取ってみましょう。

1 Money doesn’t always bring happiness.
2 All are not thieves that dogs bark at.
3 Those who eat most are not always fattest; those who read most, not always wisest.
4 She's not completely cured, but at least she's out of danger.
5 At these latitudes the sun does not rise at all on winter days.
6 Not everyone in this world will like you.

 

解答・解説・和訳

1 お金が幸せをもたらしてくれるとは限らない
2 犬が吠える人がすべて泥棒とは限らない。
- All that dogs bark at are not thieves.と考えましょう。thatは関係詞で、All that glitters is not gold.と同じ構文ですね。
- bark at 人で「人に吠える」です。この文ではatの目的語はallで文頭にあり、後にatが残った形です。
3 一番たくさん食べる者が一番太っているとはかぎらない。一番たくさん本を読む者も、一番賢いとはかぎらない。
4 彼女は完全に治ったわけではないが、少なくとも危険な状態ではない。
5 この辺りの緯度では、冬は太陽がまったく昇らない。
-not…at allとなっています。
6 この世の人が皆あなたを好きになるわけではない。

 

 

ライタープロフィール●外国語人

英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点
https://www.znd-language.com

 

 

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