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大人の学び直し英語【22】

文構造 ひとつの動詞に目的語がふたつ – SVOOの文

英文は動詞を中心としています。動詞が他動詞であれば、必ず目的語があります。多くの場合、ひとつの動詞に目的語はひとつですが、時々ふたつある文に出くわすことがあります。目的語ですから前置詞などを伴わず、andなど繋ぎの言葉もなくふたつの名詞が並んでいます。今回は、このような「主語+動詞+目的語+目的語」SVOOの文を取り上げます。

誰に何をどうする SVOO

Sally gave a doughnut.
意味:サリーはドーナッツをあげた。 

gave という動詞の後に目的語がひとつあります。
この文に「誰に」という情報を付け加える方法はふたつあります。
今回はそのひとつを勉強しましょう。 

Sally gave Linus a doughnut.
意味:サリーはライナスにドーナツをあげた。 

「主語+動詞+『誰に』+『何を』」という語順になっていますね。
この場合、『誰に』の前にtoなどの前置詞は要りません。前置詞なしで動詞の後に名詞が置かれているので、Linusもa doughnutも目的語です。

これがSVOOの文型です。

因みに、誰かが誰かに何かを「あげる」時、日本語では立場によって「あげる」「もらう」「くれる」などと動詞が変わりますが、英語では常にgiveで表現することができます。

 

目的語をふたつ取ることができる動詞 1

次の動詞のほとんどは、「誰に」という相手があって初めて成立する行ためを表しています。
give(与える), lend(貸す), show(見せる), teach(教える), send(送る), tell(告げる、物語る), write(書く、手紙などを書く), pass(渡す) 

例:
I teach kids English.
意味:私は子どもたちに英語を教えています。 

もちろん、これらの動詞も常に目的語をふたつ取らなければいけないということはなく、「何を」だけの文も多いです。

I teach English.
意味:私は英語を教えています。 

上のリストを見ていて、おやっと思った方はいませんか。
そう、write(書く)は別に相手がいなくても成立する行ためです。
SVOOの文型で使われるwriteは(人に宛てて何かを)「書く」という意味です。

 

目的語をふたつ取ることができる動詞 2

次のような動詞は、常に「誰に」という対象があるわけではありませんが、目的語をふたつ取ることも多いです。

make(作る), buy(買う), choose(選ぶ), cook(料理する), get(手に入れる)

例:
Charlie bought her sister a souvenir.
(チャーリーは妹にお土産を買った) 

もちろん「誰に」を使わない場合も多いです。

Charlie bought a banjo.
(チャーリーはバンジョーを買った。)

次回は「『誰に』『何を』どうする」のもうひとつの言い方を勉強しましょう。

 

練習問題

語句を入れ替えて正しい文を作ってください。ただし、文頭に来る語も小文字で書いてあります。

1. Hey, (1. ball 2. me 3. pass 4. the).

2. (1. a delicious 2. cooked 3. Frederic 4. French dish 5. us).

3. (1. the mountains 2. lost 3. the adventurer 4. got 5. in).

4. (1. a professional 2. my sister 3. become 4. cook 5. wants 6. to).

5. (1. he 2. an offer 3. made me 4. I couldn’t 5. refuse 6. which).

6. (1. a drink 2. it’s 3. buy 4. me 5. your turn 6. to).

7. (1. chemistry set 2. got 3. my parents 4. me 5. a small).

. (1. an email 2. and 3. tell 4. write 5. me 6. all the latest gossip 7. me).

9. (1. you 2. lend 3. your 4. me 5. car 6. can)?

10. (1. another 2. pass 3. shouldn’t 4. vehicle 5. at 6. you 7. street crossings).

 

解答・解説・和訳

1. 3241
Hey, pass me the ball.
意味:おい、ボールこっちにパスして!
「動詞+目的語+目的語」の文型です。
命令文なので主語はありません。

2. 32514 
Frederic cooked us a delicious French dish.
フレデリックは私たちにおいしいフランス料理を作ってくれた。
「主語+動詞+目的語+目的語」の文型です。

3. 34251
The adventurer got lost in the mountains.
意味:その冒険家は山で道に迷った。
lostは主語The adventurerの補語です。
主語+動詞+補語の文型です。in the mountainsは修飾語。

4. 256314
My sister wants to become a professional cook.
意味:姉はプロの料理人になりたがっている。
a professional cookは主語の補語です。
主語+動詞+補語の文型です。
A professional cook wants to become my sister. は意味の上で不自然。
「あるプロの料理人が私の姉になりたがっている。」という意味になり、その料理人は私の兄と結婚して私の義理の姉になりたがっているのか?

5. 132645
He made me an offer which I couldn’t refuse.
意味:彼は私に断れないオファーをした。
「make+人+an offer」で「人にオファーをする」
He made me an offerは「主語+動詞+目的語+目的語」の文型です。
which以降の関係代名詞節はan offerを修飾しています。

6. 256341
It’s your turn to buy me a drink.
意味:あなたが私にドリンクをおごってくれる番ですよ。
It is your turn.のturn(番)をto不定詞以下が修飾しています。
buy me a drinkの部分が「動詞+目的語+目的語」になっています。

7. 32451
My parents got me a small chemistry set.
意味:両親は私に小さな化学実験セットを買ってくれた。
「主語+動詞+目的語+目的語」の文型です。

8. 4512376
Write me an email and.
意味:私にメールを書いて、最新の噂話を全部教えてね。
Write me an email と tell me all the latest gossipという二文がandで繋がれています。どちらも命令文で「動詞+目的語+目的語」の文型です。 

9. 612435
Can you lend me your car?

10. 6321457
You shouldn’t pass another vehicle at street crossings.
意味:交差点で他の車を追い越してはいけない。
この場合のpassは「追い越す」
問題1のpassとの違いに注意。
vehicleは乗用車だけではなくあらゆる乗り物を指す。
「主語+動詞+目的語」の文型。
at street crossingsは修飾語。

 

ライタープロフィール●外国語人

英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点
https://www.znd-language.com

 

 

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